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Joe Armon-Jones 来日公演(11/23/2024)を観た

レビュー

ジョー・アーモン・ジョーンズのトリオ編成でのライヴが開催されました。
予想通り熱い夜になりました!

ソロのライヴは初めて

ロンドン・ジャズ界のジョジョこと(私が言ってるだけ)ジョー・アーモン・ジョーンズはエズラ・コレクティヴの鍵盤奏者として活躍中で、ソロでも作品をコンスタントに発表しているアーティスト。
エズラのライヴは観たことがありますが、ソロは初体験なのでめちゃくちゃ楽しみにしていました。
場所は24PILLARS。3月のカマール・ウィリアムス以来、私にとっては2回目の会場です。
JRの高架下を利用した店舗でその名の通り、24本の柱(PILLAR)がある細長い空間は独特の音が鳴ります。


前回の時にロッカーが無くて困った(まあ、カフェですからね。)経験を活かし、鞄は持たずコートにいるものすべてをねじ込んできました。3月よりは寒くは感じず店外で待ちます。今回は一人なので気楽なもんです。

18時のオープンとともに中に入りドリンクと持ってなかったレコードをゲットします。のちほど写真撮ってもらえるらしい。

ステージはこんな感じ。
前方にもう一つ増設されてる。これはオープニング・アクトのNAGAN SERVER x 寺久保伶矢のもののよう。
最初はDJが場を盛り上げます。エズラの曲とかも流れてましたね。
オープニングアクトまで2時間は少し長いけれど、これも前回経験済み。私はトム・ヨークのブログ書いてました。笑。

NAGAN SERVER x 寺久保伶矢

20時になりNAGAN SERVER × 寺久保伶矢の演奏がスタート。エフェクトを駆使したスモーキーな音色のトランペット。寺久保伶矢は2回目だけど毎回驚かされる。NAGAN SERVERのラップも小気味よくキレがいい。ダブルベース弾きながらのラップって新鮮だった。約40分のステージ。このデュオ面白いわ。また観たいなぁ。

濃密で想像力にあふれた素晴らしい演奏

なかなかこんなメンバーは拝めない

会場が暖まったところで、いよいよジョー・アーモン・ジョーンズ登場!
今回のツアーはNubiyan TwistのベーシストLuke Wynter、Black MidiのドラマーMorgan Simpsonというなかなかお目にかかれない凄い編成。

出だしはジョーだけが登場しいきなりソロを。途中で残りの2人も登場して演奏にリズムを与えていきます。もうね、最初っからグルーヴも凄いし、インプロも素晴らしいとしか言いようがなくてね。気づいたら口が開いてたこと数度。笑。だめだーかっこよすぎる!

ジョーはルークとアイコンタクトをとりながら熱いソロを展開。どんどん深く潜っていく。1曲のなかに何度もピークを作っていく。たまらん。エズラ・コレクティヴのときよりも自由に生き生きと鍵盤に向かっている。

ルーク・ウインターはジョーの思いに応えシンプルながら歌心たっぷりのフレーズを随所で聴かせてくれてましたね。で、いいぞ〜!もっと行け!もっと行け!ってアイコンタクトでジョーを鼓舞しつづけていました。

モーガン・シンプソンを生で観られたのも嬉しかったんですけど、やっぱり素晴らしいドラマーでした。タイトでリズムも音の出し入れも的確。ソロも想像力あふれるものでチビりそうになりました。

途中、ジョーのソロで口も開いてましたが、涙腺も決壊してね。歌で泣けてきたことは経験あるけれど、ソロで泣けてくるなんて初めてだったから自分でもビックリ。少しその動画をどうぞ。

最高でしょ?こんな感じのソロがてんこ盛りだったのですよ。
曲は来年出る予定の新曲あり、過去作からのなじみの曲あり。ドラムンベース、レゲエ、ダブなんかを縦横無尽にプレイするバリエーション豊かな構成で、中でも2ndに入ってるIcy Roadsや最後にやってくれたStarting Todayには歓喜しました。

時間は23時を回っていたから2時間半くらいですかね。濃密な時間でした。

ライヴを終えて

終了後は写真撮影と購入したレコードにサインもしてくれて、少し話せました。私のXの投稿を何度もリポストしてくれていたので画面を見せてお礼をすると、「いつも多くの人たちのサポートに支えられて活動できているので感謝してるよ」とのお言葉。「これからもサポートし続けるからまた来てね」と応えて、その後のパーティは後ろ髪ひかれつつ終電間近ということもあって泣く泣く会場をあとにしました。

エズラ・コレクティヴとはまた違った魅力満載のライヴ。トム・ヨークから中一日だったけれど、本当に行って良かった。次はエズラでも名古屋来てほしいな。



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