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ボビー・コールのおすすめ「この1曲」

この1曲

特徴的なしゃがれたヴォーカルと転がるピアノがトレードマーク

今日はボビー・コールで一番好きな曲「この1曲」を取り上げます。
ボビー・コールは1932年アメリカ・ニューヨーク州アストリア生まれのジャズ・シンガー、ピアニスト。

アメリカ陸軍に従軍した後、ニューヨークに戻りキャリアをスタートさせました。コールはもともとアストリアで知り合ったミュージシャンのメンバーで構成されたボビー・コール・バンドと呼ばれるグループでリード・ヴォーカルとピアノを担当していました。

ボビー・コール・トリオは1960年にニューヨークのリビング・ルームで初演されました。当時、友人のフランク・シナトラがキャピトルと契約していたため、コールは彼を通じてキャピトルとの契約のオファーを受けました。しかしコールは大手レコード・レーベルが求めるプレイリストの要求や、プロデューサーが求める妥協には従いたくなかったため、このオファーを断ります。

1960年、コールはコロンビア・レコードとの契約に同意し、より拘束力の少ない条件でレコード契約を結び、同年にファースト・アルバム「New New New」をリリースします。

1964年初頭、コールはジュディ・ガーランド・ショーのアレンジャーに任命されました。ジュディ・ガーランドはこの頃ニューヨークでコールと出会い、二人の間に関係が始まったと言われていました。その後、ガーランドは1967年の「Palace」コンサートとそれに付随するアルバムのオーケストラの指揮をコールに依頼しました。

コールは1966年にソロ・アルバム「A Point of View」を制作。このアルバムはコールの友人であるジャック・ロンシャインが立ち上げたコンセントリック・レコードから1967年にリリースされました。

この頃、作家のジェリー・ジェフ・ウォーカーがグリニッジ・ビレッジのクラブでまだ録音されていない「Mr. Bojangles」という曲を軽快なフォーク・スタイルで演奏しているのを聴いて、コールはこの曲をバラードとしてカバーすることを決めます。このシングルはジェリー・ジェフ・ウォーカーのバージョンと全く同じ時期にリリースされ、コールのシングル「Mr. Bojangles」は1968年夏にコロンビア・レコードからリリースされました。コールのアレンジは後にサミー・デイヴィスJr.やジョージ・バーンズが録音することになります。

熟練した編曲家であり作曲家でもあるコールは、1973年から1975年にかけて、ルイ・ファルコ・ダンス・カンパニーとヨーロッパツアーをおこないました。

長い期間クラブで演奏活動を続けたボビー・コールは1996年10月に心臓発作を起こし亡くなりました。

ボビー・コールで一番好きな曲

ボビー・コールはレコード番長、須永辰緒のミックスCD「Organ B Suite No.2」に収録されている「A Perfect Day」で知り、当時は手に入れることが結構難しかった「A Point of View」を購入しました。須永さんには他にもいろんな隠れた名曲を教えてもらって感謝なのです。最近のSunaga t Experienceでの活動、「World Standard」や「Organ B Suite」のミックスCDの数々。最高です。

話をボビー・コールに戻します。「A Point of View」は他の曲もカッコよく、なんでこんな人が継続的に活躍できなかったんだと思いますね。厳しい世界です。CDで出ている音源はこの「A Point of View」1枚だけですが、アナログで「New New New」も購入できます。

ボビー・コールで一番好きな曲は何と言っても最初に聴いて衝撃を受けた「A Perfect Day」を選曲します。転がりまくりのピアノ、しゃがれたヴォーカル。いやぁ名曲。渋すぎます

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