前回の投稿はSNSを通じて返信も多くいただけてとても嬉しかったです。聴いていただいた方、反応をいただいた方、ありがとうございました。今回の10 songs playlistは、「かっこいい曲」の2回目。今回も10分以内の曲で10曲を選んでみました。
Pirates / indigo jam unit
1曲目はインディゴ・ジャム・ユニットの「Pirates」。残念ながら2016年に活動を休止してしまいましたが、復活を期待する声は根強いグループですね。この曲は2008年のアルバム「Pirates」の1曲目に収録。
うなるベース、美メロを奏でるピアノ、重厚で有機的なドラムスとパーカッション。録音はすべて一発録り。いや、ほんとにすごいバンド。
Black Satin / Miles Davis
2曲目はマイルス・デイヴィスの「Black Satin」。1972年に録音、リリースされた「On The Corner」収録曲です。これを最初に聴いたのは高校生の頃。確かエレクトリック・マイルスのベスト盤だった。
総勢20人以上が録音に参加していて、シタールやエレキ・チェロなどの弦楽器や、打楽器もドラムやパーカッション系で6人くらい。リズムは複雑だけど軽快なメロディがおもしろい1曲。
Cranes (In the Sky) / Ashley Henry
3曲目は南ロンドンの鍵盤奏者アシュリー・ヘンリーの「Cranes (In The Sky)」。ビヨンセの妹、ソランジュの原曲をアップテンポで小気味よくカヴァーしています。このアルバム「Beautiful Vinyl Hunter」のリリースから5年くらい経つのでそろそろフルアルバムを期待したいところ。
No Confusion ft. Kojey Radical / Ezra Collective
4曲目はエズラ・コレクティヴの「No Confusion」。最新アルバム「Where I’m Meant to Be」に収録されたアフロ・ビートが印象的な曲。体が勝手に反応してしまいます。これは。
この曲、来日公演でも大盛り上がりで踊りまくりでしたね。またライヴ行きたい。
Un Poco Loco / Bud Powell
5曲目はバド・パウエルの「Un Poco Loco」。1951年に録音された曲が今でも聴くたびにかっこいいと思えるのはなんなんでしょうね。マックス・ローチの挑戦的なドラム・プレイに触発されてか超ハイテンションな演奏です。ハイスピードで細かいメロディを奏でる右手も然る事ながら、ハードでヘヴィーな左手が大好き。
Psychedelic Sally / Horace Silver
6曲目はホレス・シルヴァーの「Psychedelic Sally」。1968年の「Serenade To A Soul Sister」に収録されたファンキーな1曲。これもたまらなくかっこいい。
スタンリー・タレンタイン(ts)→チャールズ・トリヴァー(tp)→シルヴァー(p)と回るソロが3人とも素晴らしい。ボブ・クランショウのエレベも音数多くグルーヴィーで大好き。
Mercury / Emma-Jean Thackray
7曲目はエマ=ジーン・サックレイの「Mercury」。彼女のデビューアルバム「Yellow」の1曲目に収録されています。
彼女を知ったのは、ブルーノートのコンピレーション「Blue Note Re:imagined」でのショーターの「Speak No Evil」カヴァー。あれも凄いと思ったけれど、1stアルバムがこんなバケモノ・アルバムになるとは。。。この曲は他の曲にはない重さやグルーヴ感があります。マイルス好きな方ぜひ!
Doin’ It / Herbie Hancock
8曲目はハービー・ハンコックの「Doin’ It」。「Head Hunters」と並んで大好きな1976年リリースのアルバム「Secrets」に収録されています。
ワー・ワー・ワトソンとレイ・パーカー.Jrのギター、ポール・ジャクソンのベースにハービーのローズが絡んで脳汁ダダ漏れ。
Cineramascope / Galactic
9曲目はギャラクティックの「Cineramascope」を選曲。
2010年のアルバム「ya-ka-may」に収録されたギャラクティックらしいファンキーでグルーヴィーなインスト曲。スタントン・ムーアのタイトなドラムがたまらん。活動拠点のニューオーリンズつながりでトロンボーン・ショーティが参加しています。
One Percent / GoGo Penguin
ラストはゴーゴー・ペンギンの「One Percent」。このブログの企画、アーティストごとに一番好きな曲を選んでいく「この1曲」にも選曲しましたが、静かなイントロから始まってどんどん熱量が上がり、怒濤のエンディングをむかえます。
何度聴いてもこのCDが音飛びしたようなアウトロは素晴らしい。
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