カマシ・ワシントンが担当する初の映画音楽
7月にロバート・グラスパー、テラス・マーティン、9thワンダーとともに「Dinner Party」を結成しアルバムをリリースしたカマシ・ワシントン。先日はフジロックフェスティヴァルの配信でのパフォーマンスが話題を呼んだばかりですが、アルバム・リリースのニュースが入ってきました。
今度のカマシは映画音楽。今年5月にNETFLIXで公開された、前大統領夫人ミシェル・オバマのドキュメンタリー作品「Becoming(マイストーリー)」のスコアを担当しました。収録内容は、この映画のために書き下ろされた新曲と、過去の作品を再録して収録したものとなっています。
発売情報とメンバー
注目の発売日ですが、2020年12月11日(金)。メディアはCD/LPとなっています。
作曲とプロデュースをカマシ・ワシントンが担当。参加メンバーはライアン・ポーター(トロンボーン)、マイルス・モズレー(ベース)、キャメロン・グレイヴス(ピアノ)、トニー・オースティン(ドラムス)、リッキー・ワシントン(フルート)などネクスト・ステップのいつものメンバーに加え、2017年発表のカマシのEP「Harmony of Difference」でぶっ飛んだプレイを聴かせてくれたトランペッターのドンテイ・ウィンスローが参加。
そのほか、即興演奏家ショーン・サンダレガー、ケネス・クラウチ(キーボード)などがレコーディングに参加しています。
トラックリスト
- Shot Out Of A Cannon
- Becoming
- Take In The Story
- Southside V.1
- Dandy
- The Rhythm Changes
- Song For Fraser
- Announcement
- Detail
- Fashion Then and Now
- Provocation
- Connections
- Looking Forward
- I Am Becoming
- Southside V.2
現在、YouTube上に収録曲を演奏した映像が公開されています。「Announcement」はカマシのプレイが堪能できるナンバー、「Detail」はトニー・オースティンとロナルド・ブルーナーJrのダブル・ドラムから始まり、キャメロン・グレイヴスのピアノが素晴らしい。そして「Fashion Then and Now」ではドンテイ・ウィンスローのミュート・プレイが印象的。静かな立ち上がりからどんどん盛り上がり、終盤はドラムス2人が大活躍。
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