今日2020年12月8日はジョン・レノンが亡くなってから40年の節目ということで、今日はジョン・レノンがカバーした「Stand By Me」を取り上げます。
ベン・E・キング「Stand By Me」
「Stand By Me」はアメリカのシンガー、ベン・E・キングが1961年に発表した曲で、当時はビルボードのHOT100で4位まで上昇しました。1986年にはロブ・ライナー監督の映画「スタンド・バイ・ミー」の主題歌としてリヴァイヴァル・ヒットしています。我々の世代はこの映画でこの曲を知り、以降はいろんな場面で流れていて認知度の高い曲の一つと言えるのではないでしょうか。キングの哀愁漂うヴォーカルが素晴らしい名曲です。
オーティス・レディングのカバーは1964年のデビュー・アルバム「Pain in My Heart」に収められています。ギターのカッティングとホーンが印象的で、いかにもスタックス・サウンドになっているのが面白いですね。
モーリス・ホワイトも1985年にソロ・アルバム「Maurice White」でカバーしています。このヴァージョンはシングルにもなり、R&B/Hip-Hopチャートで6位を記録しています。あんなにシンプルな曲をシンセサイザーと打ち込みドラムを駆使し、いかにも80’sのサウンドに仕上げていてさすがモーリスという感じ。
2018年にはイギリスのヘンリー王子とメーガン妃のロイヤル・ウェディングでカレン・ギブソン & キングダム・クワイアが「Stand By Me」を披露。美しいコーラスを聴くことができます。
日本では忌野清志郎がRCサクセション時代からカバーしていましたね。清志郎のヴォーカルがこの曲にめちゃくちゃハマっててかっこいい。忌野清志郎&THE RAZOR SHARPSのライブ・アルバム「Happy Heads」に収録されています。
ジョン・レノンの演奏
ジョン・レノンは1975年のアルバム「Rock ‘n’ Roll」で「Stand By Me」をカバーしていて、最初のシングルカット曲としてリリースされ全米20位を記録しています。ジョンのヴォーカルが力強く、情感たっぷりで切ない。「Rock ‘n’ Roll」の収録曲の中でもこの曲が一番好きです。オフィシャル・ミュージック・ビデオでのヨーコとのイチャつきぶりも微笑ましい。一度はヨーコから離れたジョンですけど、そばにいて欲しいのはヨーコということでしょうね。
コメント