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フリーのおすすめ「この1曲」

この1曲

ブリティッシュ・ハードロックのパイオニアの一角

今日はフリーで一番好きな曲「この1曲」を取り上げます。
フリーは1968年イギリス・ロンドンで結成されたロックバンド。

メンバーと担当楽器は以下の通り。

  • ポール・ロジャース(ヴォーカル、ギター)※1968-1971,1972-1973
  • ポール・コゾフ(ギター)※1968-1971,1972,1972-1973
  • アンディ・フレイザー(ベース、キーボード、ヴォーカル)※1968-1971,1972
  • サイモン・カーク(ドラムス)※1968-1971,1972-1973
  • ジョン・”ラビット”・バンドリック(キーボード、オルガン、ヴォーカル)※1972-1973
  • 山内テツ(ベース、パーカッション)※1972-1973
  • ウェンデル・リチャードソン(ギター)※1973

フリーは1968年4月にロンドンのバタシーのナグズ・ヘッドというパブでリハーサルと最初のギグをおこないました。この時、アンディ・フレイザーは15歳、ポール・コゾフは17歳、ポール・ロジャースとサイモン・カークはともに18歳という若さでした。

アイランド・レコードと契約し、1969年3月にファースト・アルバム「Tons of Sobs」をリリース。同じ年の10月にはセカンド・アルバム「Free」をリリースします。どちらもブルースに根差した良質なロックを展開しますが、チャートアクションは芳しくありませんでした。

1970年にリリースされたサード・アルバム「Fire and Water」はそれまでのアルバムとは異なり、シングル「All Right Now」がイギリスのロック・チャートで1位、イギリスのシングル・チャートで2位、アメリカのビルボード・ホット100チャートで4位を記録したことで大成功を収めました。「All Right Now」は20以上の地域でNo.1ヒットとなりました。

1970年12月には4枚目のスタジオ・アルバム「Highway」をリリース。イギリスでは41位、アメリカでは190位にとどまります。

この頃にはバンド内、特にフレイザーとロジャースの間で意見の食い違いが顕在化。1971年にフリーは解散しました。

しかし1972年初頭、バンドは意見の相違を脇に置き、コゾフをドラッグ中毒から救うために再結成。1972年6月にアルバム「Free at Last」をリリースしました。このアルバムは全英9位と健闘しますが、アメリカではチャートインを逃します。

フレイザーはコゾフがライヴに出られないことで公演がおこなわれないことに不満を感じ、1972年半ばにバンドを脱退。残ったメンバーは日本人ベーシストの山内テツとキーボーディストのジョン・”ラビット”・バンドリックを加入させ、フリーの最初の分裂時に「Kossoff, Kirke, Tetsu, Rabbit」をレコーディングし、その後フリーの最後のアルバムとなる「Heartbreaker」をレコーディングしました。

アメリカツアー中にコゾフが脱退し、ウェンデル・リチャードソンを後任に据えますが、その後まもなくフリーは解散しました。

その後、ロジャースとカークはバッド・カンパニーを結成し、フレイザーはシャークスを結成。コゾフはバック・ストリート・クローラーを結成しました。

フリーで一番好きな曲

1970年代生まれの私にとってはフリーよりもバッド・カンパニーがリアルタイムでしたが、その頃のバッド・カンパニーはポール・ロジャース不在。最初に興味を惹かれたのはフリーの方でした。

フリーのアルバムは「Free」、「Fire and Water」、「Highway」、「Free Live!」あたりが愛聴盤ですが、一番聴き込んだのはやはり名盤「Fire and Water」です。デビューも早かったですが、20代前半でこんなアルバムを作れちゃうところがすごいですよね。やってることがこれだけシンプルで個々のパワーが生に出るごまかしの効かない音楽性だけにね。ほんとすごいです。

さて、フリーで一番好きな曲「この1曲」は「Fire and Water」収録の「All Right Now」を選曲します。代表曲ですね。

イントロのポールコゾフのノイジーなギターがかっこいい。シンプルな曲調を乗りこなすポール・ロジャースのヴォーカルには魔力を感じさせられます。

FIRE & WATER
ユニバーサル ミュージック

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