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フェアーグラウンド・アトラクション来日公演(6/29/2024)を観た

レビュー

まさにBeautiful Happeningな出来事の連続

昨年の12月のニュースには思わず「えっ、え〜」と声が漏れ、ニュースを二度見、三度見しました。
「フェアーグラウンド・アトラクション再結成 & 35年ぶりの来日公演」
これは本当に夢のようなニュース。速攻で先行予約に応募しました。
名古屋公演はクアトロでの開催。無事にチケットを確保できましたが、名古屋では珍しくすぐに完売してしまいました。

そこから2月に34年ぶりのニュー・アルバム、「Beautiful Happening」の制作が発表され、3月には新曲「What’s Wrong With The World?」の発表、6月に日本限定のEP「Beautiful Happening」の発売と、まさしくBeautiful Happening。驚きの連続で長年のファンには幸せな日々でした。

長年観たいと思い続けた念願の成就とバンドへの感謝を伝える日

そもそもこの再結成は名古屋クラブクアトロが35周年を迎えるにあたり、35年前のこけら落とし公演をおこなったフェアーグラウンド・アトラクションにオファーしたことから始まったらしく、名古屋市民としては鼻高々。よくオファーしてくれました。バンドにとっても、箱にとっても特別な公演。ワクワクで当日を迎えました。

開場30分前にはクアトロに到着。予想はしていたけれど集まる集まる同世代。笑。アラフィフ以上がこんなに多いライヴ会場は初体験。
今日は長年観たいと思い続けた念願の成就と、音源を通じてずっと寄り添ってくれていたバンドへの感謝を伝える日だ。
そんな思いで開場を待ちます。

ハートウォーミングなライヴ

前方の位置をキープ

17時になりいよいよ開場。無事前方の位置をキープしました。
ステージにはいろんな楽器が置いてある。もちろんサイモンが演奏するギタロン(初見!)も後方に鎮座しております。

エディが名古屋クラブクアトロのオープン35周年のお祝いを読み上げる

カントリーの曲が流れる中、みるみるうちに会場は埋まっていき、18時を少し超えたあたりで客電が落ちた!ヴィブラフォンとアコーディオンのサポートメンバー2人と、エディ、マーク、サイモン、ロイ。計6人がステージに登場。いやーこの瞬間を待ってたよ〜。会場大きな拍手で迎えます。

新曲から始まり、2曲目に「A Smile In A Whisper」。渋谷でのライヴではエディが涙を流した動画がXにあがっていましたが、この日もオーディエンスの合唱に感極まるエディ。そして私も。

さすがのステージングだった

序盤は新曲と慣れ親しんだ曲をバランスよく演奏。ハートウォーミングな瞬間が随所であらわれ、笑いあり、また何度か目頭を拭います。
エディの声も変わらないし、この4人にしか出せない音や空気を感じます。
ライヴで聴きたかった「The Wind Knows My Name」や「The Moon Is Mine」では童謡「うさぎ」を取り入れたり。新曲もちゃんと覚えて歌える曲ばかり。「なんだこれ、今日聴いたばかりなのに」という感想。曲のクオリティやステージングはさすがでした。

マークやり直し!

後半は「Moon On The Rain」「Clare」「Fairground Attraction」など35年ぶりのライヴ演奏が目白押し。そしてこの日一番の盛り上がりだったのが「Perfect」。変わらない高く伸びやかな声。もちろん会場は大合唱。マークのギターソロが途中でミスがあり、これも大盛り上がり。エディにやり直しを命じられたマーク。二度目のソロは完走します。こんな微笑ましい瞬間も解散前の雰囲気ではあり得なかったのかもしれませんね。

観客を含めみんな歳をとったけど変わらないパフォーマンスをありがとう

アンコールではこれも聴きたかった「Allelujah」も演ってくれたし、今までライヴ盤でしか聴いたことがなかった「Fear Is The Enemy Of Love」が聴けた!これには感無量。大きな拍手に包まれながら大団円を迎えました。いやー素晴らしかった。本当に奇跡を目にした気分。観客を含めみんな歳をとったけど変わらないパフォーマンスをありがとう!
エディは「See You Next Time!」って言ってくれたし、今度はさらに新作に親しんだ後のステージが観たいですね。
また動き出したフェアーグラウンド・アトラクション。今度は楽しみながら自然なペースで活動を続けてほしいです。

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