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Brad Mehldauにこれからカヴァーして欲しい楽曲

音楽全般

今年はシンガー・ソングライター、Elliott Smithの楽曲を取り上げた「Ride Into The Sun」を発表したBrad Mehldau
原曲にメルドー独自の解釈を加えて演奏された作品です。
オリジナリティあふれる解釈はさすがとしか言いようがなく、また新たなファンを獲得したのではないでしょうか。
今日は彼のカヴァーする楽曲の特徴を掘り下げながら、メルドーに「これからカヴァーして欲しい楽曲」を選んでいきたいと思います。

カヴァーする楽曲の特徴

昔からアルバムの中で秀逸なカヴァー曲を演奏してきたメルドー。
その選曲にはいくつかの特徴が見られます。

1. 憂いを帯びた曲調
メルドー自身、Radioheadについて閉塞感や虚無感を感じる音楽性を他人事とは思えないと語っていますが、その選曲はRadioheadだけに収まらず、Nick DrakeJeff Buckley、そして今回のElliott Smithと一貫したテーマにしていることがうかがえます。

2.リスナーとして親しんできたであろう時代性を感じる楽曲
ふたつ目は1970年生まれの彼がリスナーとして80年代〜90年代という時代を生きた、思い入れがある楽曲。
BeatlesやBeach Boysなどのレジェンドももちろんカヴァーしているのですが、OasisWonderwall」、NirvanaSmells Like Teen Spirit」など、1970年代生まれの彼ならではの選曲もあります。

3. ブラックミュージックに依拠しない
もちろんジャズ・ピアニストとしてジャズの名曲、スタンダードを演奏していますが、白人ならではのバンドやシンガーソングライターを取り上げることを意識していて、その傾向は近年増してきたと感じています。

Brad Mehldauに今後カヴァーして欲しい楽曲

上記3つの特徴を踏まえ、私の独断ではありますが、メルドーに今後カヴァーして欲しい楽曲を選曲してみたいと思います。

U2 / Sunday Bloody Sunday

まずはU2の「Sunday Bloody Sunday」。U2はメルドーの世代にハマるはずなのに、まだカヴァーしてませんよね?多分。この曲やって欲しいなと真っ先に浮かんだのがこの曲でした。ゆったりと始まって、どんどん盛り上がり、打鍵も強くなっていきそう。あ、勝手な妄想ですよ。でも良くなる気がするんですよね。

Paul Weller / Wild Wood

つづいてはPaul Wellerの「Wild Wood」。2ndアルバムに収められたアコースティックギターが印象深い楽曲です。
メルドーってギターの曲をピアノに変換するのが巧みなんですよね。
もしカヴァーするなら原曲をどこまでぶっ壊してくれるのか楽しみなところ。
この曲は1993年なのでメルドーはデビュー直前です。
彼はポール・ウェラーの音楽とどう付き合ってきたのでしょうか。
ジャム時代から追いかけていたのか、まったくノーマークだったのか。興味あります。

Beck / Cold Brains

次はBeckの「Cold Brains」。3rdアルバム「Mutations」の1曲目に収録されています。
この曲もアコースティック・ギターを使いながらドリーミーな雰囲気が印象的な曲です。
1998年の発表なので、メルドーはすでに自作のアルバムも出しアート・オブ・ザ・トリオで注目を集めていた頃。
カヴァーの対象から外れている時期じゃないかと思ったりしますが、VerveのBitter Sweet Symphonyは1997年の作品で絶品なカヴァーが残されているので、この曲も聴いていた可能性が高いと思います。

XTC / Humble Daisy

XTCの「Humble Daisy」はアルバム「Nonsuch」に収録されたクセのあるメロディが特徴の曲。これもメルドーがどこまでタメを作るのか個人的に興味津々です。
前半はしっかりタメをつくったゆったりとした演奏だろうかと。
I’ll sing about you if nobody else willあたりのフレーズが聴いてみたいですね。
アンディ・パートリッジの書く歌メロはメルドーのピアノにハマりそうなんですよ。

Blur / Beetlebum

最後はBlurの「Beetlebum」。オアシスをやってるんだからブラーもやってておかしくないでしょう。
歌メロとギターを、このリズム感をどうやってピアノで表現するのか聴いてみたい。
特にグレアムのギターですね。あれをどうやって左手で演奏するか。
デーモンの歌メロは方は美しく演奏できそう。
And when she lets me slip awayのところが見せ場。
そしてHe’s on, he’s on, he’s on itのところはしびれそうですねぇ。
何度も言いますが、あくまで妄想です。

まとめ

はい。あくまで妄想で選曲し文章を書いてしまいました。
そしてあまり歌詞は考慮していません。
ブラーとかドラッグ体験のことを歌った曲らしいですし。
しかしやってほしい楽曲は他にもありそうですよね。
メルドーの世代からいって、SmithやJoy Division(New Order)、あー、あとはGeorge Michaelあたりも良さそうです。

今後も「Ride Into The Sun」のような作品はライフワークになっていきそうですし、メルドーのこれからの作品に注目していきたいと思います。
そろそろトリオやって欲しいというのが私の本音です!

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