上原ひろみ Hiromi’s Sonicwonder 公演(12/21/2024)を観た

今年最後のライヴは上原ひろみ。今回は愛知県芸術劇場大ホールに行きました。この日がツアー最終日。昨年からツアーを続けてきたバンドがどんな感じで仕上がっているか楽しみに会場へ向かいます。

愛知県芸術劇場へ
1年ぶりの上原ひろみ

愛知県芸術劇場へ

昨年は11月25日の浜松公演を観てブログにも浜松旅行を兼ねた記事を書いたのですが、今回の愛知県芸術劇場は地下鉄に乗って30分くらいで着いちゃう。なかなかライヴを見られない地域の方もいらっしゃることを思うと本当に名古屋は幸せな場所です。飛ばされることもしばしばですけど、多くのライヴを観ることができます。私、今年は県外のライヴ1回も行ってないですからね。
そんな幸せを考えながら地下鉄に揺られます。

上原ひろみを愛知県芸術劇場で観るのは2回目ですが、前回はパイプオルガンがあるコンサートホール（1800席）。今回は大ホール（2480席）。大ホールは何度か足を運んでますが、ほとんどクラシックのコンサートなのでジャズはひょっとしたら初めてかもしれません。

会場到着。地下から入ったのですが、パイプオルガンの1/4模型が置いてありました。まだ開場まで時間もあったので、この模型を見たり、ショップに入って本やグッズを物色したりして過ごします。外にはオアシス21という施設があり、ショップやカフェなど場所がいっぱいありますので、県外の方は到着時間が早い分にはあまり気にせず来られると良いと思います。

開場時間になり、いよいよ入場。席は1階のバルコニー席でした。右側なので音の跳ね返りが左耳で聴こえる位置。

デカいホールですわやっぱり。ここ、いい音なんですよね。
SEはずっとルイス・コールのnothingがかかってました。

1年ぶりの上原ひろみ

開演時間までは写真OKでしたが、いつものように開演後は撮影や録音・録画は禁止。言葉だけのレポートになります。

メンバーは、
上原ひろみ（ピアノ、キーボード）
アドリアン・フェロー（ベース）
ジーン・コイ（ドラムス）
アダム・オファリル（トランペット）
さてどんなステージになりますか。楽しみに開演を待ちます。

暗転しメンバーが登場！

1曲目からビックリしたんですけど、なんとXYZでした！
このカルテットでの演奏は初めて聴いたけれどしっかり4人の曲になっている。これ次のアルバムで再録してほしいな。

その後はUTOPIA、TRIAL and ERROR、SONICWONDERLANDと最新作「SONICWONDERLAND」からの楽曲が続きました。中でも圧巻だったのがTRIAL and ERRORで、昨年観たときはなんとなく個々がたっている印象があったのが、今回はかなり一体感があり、より丸みを帯びたひとつの生命体のような印象を受けました。
これはこの日ずっと感じていたことで、パートナーだった4人が1年後に家族となったような。そんな印象です。アレンジも個々の強さ、前後のバランスが素晴らしかった。

それと今回はひろみちゃんと他のメンバーそれぞれとのデュオの時間が設けられていて、それも面白かったですね。

4曲を終えて20分休憩。
改めて会場を見ると、60代以上と思しき男女の多いこと。半数くらいがそんな年齢層に見えました。やっぱ元気もらえるんだろうなー。

休憩後は流麗なPOLARISからスタート。続くUPの疾走感と完成度も堪らんかったです。

そしてここでマイクを撮ったひろみちゃん。時間にして5分〜10分くらいでしょうか、ラーメンへの愛を語る。そして新曲へ。曲名「YES! Ramen!!」笑。
この曲は「Return of Kung-Fu World Champion」にも通じるような元気のでる1曲。会場大盛り上がり！曲が終わるとスタンディングオベーションで演奏を讃えます。ステージをあとにするメンバーを大きな拍手で見送り、そのままアンコールの手拍子になだれ込みます。

ほどなくひろみちゃんひとりで登場。この日のソロピアノはTom & Jerry Show。これもらしさ満載の大好きな曲。