三大ギタリストがキャリアをスタートさせたバンド
おすすめのミュージシャンやバンドの楽曲の中で一番好きな曲を選んで紹介していく「この1曲」。
今日はヤードバーズを取り上げます。
ヤードバーズは、1963年にイギリス・ロンドンで結成されたロックバンド。
バンドの中心的なラインナップは以下の通り。
- キース・レルフ(ヴォーカル、ハーモニカ)
- ジム・マッカーティ(ドラムス)
- クリス・ドレヤ(リズムギター、のちにベース)
- ポール・サミュエル=スミス(ベース、プロデュース)
- エリック・クラプトン(ギター)※1963年〜1965年
- ジェフ・ベック(ギター)※1965年〜1966年
- ジミー・ペイジ(ベースのちにギター)※1966年〜1968年
ヤードバーズはロック界で最も有名なギタリストであるエリック・クラプトン、ジェフ・ベック、ジミー・ペイジの3人がギタリストとしてのキャリアをスタートさせたことで知られています。
1960年代半ばに「For Your Love」、「Heart Full Of Soul」、「Shapes Of Things」、「Over Under Sideways Down」などのヒット曲を連発。
元々はブルースをベースにしたバンドでしたが、音楽性の幅を広げ、
サイケデリック・ロックや初期ハード・ロックの先駆者となり、1960年代半ばの多くのエレクトリック・ギターの革新に貢献しました。
1968年にバンドが解散した後、キース・レルフとジム・マッカーティはルネッサンスの前身となるトゥギャザーを結成し、ジミー・ペイジはレッド・ツェッペリンを結成。
ヤードバーズは1990年代に再結成され、ジム・マッカーティとクリス・ドレヤがオリジナル・メンバーとして参加していました。
ヤードバーズで一番好きな曲
ヤードバーズの好みは、どの時代のギタリストを選ぶかによって大きく異なってくると思いますが、それぞれの時代で聴くべきアルバムが残されています。
エリック・クラプトン時代にはスタジオ・アルバムが残されていないし、オリジナル曲も少ないのですが、ライブ盤のファースト・アルバム「Five Live Yardbirds」は勢いがあって大好きですね。
ブルースやロックンロールを中心としたカバー曲のライブですが、ガレージっぽいクラプトンのギターが聴けます。
ジェフ・ベック時代は、スタジオ・アルバムの1966年「Yardbirds(通称:Roger the Engineer)」が良いですね。
「The Nazz Are Blue」や「Psycho Daisies」が好きです。キレのあるジェフ・ベックのプレイが聴けますね。
ジミー・ペイジ時代は1967年「Little Games」。完成度は一番高いんじゃないでしょうか。ツェッペリン前夜を感じることができるアルバムですね。
それで、曲なんですけど定番曲「Train Kept A Rollin’」を選曲します。
オリジナルはタイニー・ブラッドショウで、ジョニー・バーネットがカバーしたバージョンをヤードバーズがカバーしました。
疾走感があって、荒々しい演奏が最高です。やっぱり真っ先に頭に浮かぶ曲ですね。
ベック時代とペイジ時代。両方の音源がありますが、聴き比べると面白いですね。
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