50’sの派手な衣装と底抜けに明るい音楽性
ミュージシャン、グループの曲で好きなものを1曲だけ選曲して紹介していく「この1曲」。
今日はB-52’sを取り上げます。
B-52’sは1976年にアメリカ・ジョージア州・アセンズで結成されたニュー・ウェイヴ・バンド。
結成当初のメンバーと担当楽器は以下の通り。
- フレッド・シュナイダー(ヴォーカル)
- ケイト・ピアソン(ヴォーカル、キーボード)
- シンディ・ウィルソン(ヴォーカル)
- キース・ストリックランド(ギター、ドラムス、キーボード)
- リッキー・ウィルソン(ギター、ベース、キーボード、バッキング・ヴォーカル)
1978年にDBレコードからファースト・シングル「Rock Lobster」をリリース。
合計2,000枚以上のセールスを記録し、アンダーグラウンドでの成功を収めました。
この「Rock Lobster」の再録音版がシングルとしてリリースされ、イギリスで話題を呼びます。
そして1979年、ファースト・アルバム「The B-52’s」をリリース。
このアルバムはオーストラリアやニュージーランドで火がつき、チャート上位を獲得。
アメリカでもプラチナ・アルバムの認定を受けています。
続く1980年にリリースされた「Wild Planet」はビルボード200チャートで18位を記録しゴールド・ディスクに認定されました。
1982年にトーキング・ヘッズのデヴィッド・バーンのプロデュースでミニ・アルバム「Mesopotamia」、1983年にはサード・アルバム「Whammy!」を発表します。
1985年、新作のレコーディング中にリッキー・ウィルソンがエイズのため急逝。
1986年に4作目のアルバム「Bouncing Off the Satellites」を完成させますが、リッキーの死による影響でツアーもおこなわず、約2年間活動を休止することに。
1988年に活動を再開し、翌1989年にリプリーズ・レコードへ移籍。
同年ナイル・ロジャースとドン・ウォズのプロデュースによる5作目のアルバム「Cosmic Thing」を発表。
シングル・カットされた「Love Shack」、「Roam」が大ヒット。「Deadbeat Club」もヒットしました。
以降はアメリカでも人気が定着。1991年にはケイト・ピアソンが同じアセンズ出身のバンドであるR.E.M.のアルバム「Out of Time」に参加、こちらも大ヒットを記録します。
その後はシンディの脱退と復帰を経て、現在まで活動を続けています。
B-52’sで一番好きな曲
私のB-52’sのリアルタイムは「Cosmic Thing」から。
ビルボードTOP40を毎週チェックしていたので、シングルカットされた曲がチャートを上がってくるのをつかまえた感じです。
ミュージック・ビデオがおしゃれで、曲もポップ。そして底抜けに明るい。
その頃はリッキーの死を乗り越えたということも知らず、
お洒落で明るくて元気なグループだなーと思っていました。
そんなB-52’s。私が選ぶ「この1曲」は、やはり1989年発表の「Cosmic Thing」収録の、
「Roam」を選曲します。この曲は女性2人がヴォーカルをとる曲ですが、ケイトとシンディの声質ってやっぱりすごくて。
ユニゾンでのシンクロ率もすごいし、ハモりもきれい。相性抜群なんですよね。
キース・ストリックランドのギターもおもしろい音選びで楽しい。
それと、この曲のMVがすごい。ポップ・アート感覚で楽しめるビデオです。
コメント