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ブラインド・フェイスのおすすめ「この1曲」

この1曲
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クラプトンがスーパー・バンドを組みたがるワケ

そのミュージシャンの中で一番好きな曲を選び、紹介する「この1曲」。

今日はブラインド・フェイスです。

ブラインド・フェイスは1968年に結成されたイギリスのロック・バンドです。

クリーム解散したエリック・クラプトンと、

同じくトラフィックの活動を停止したスティーヴ・ウィンウッドが、

クラプトンの地下室でセッションを始めたことが発端となり、

クラプトンと同じくクリームを解散させたばかりのジンジャー・ベイカーと、

リック・グレッチをファミリーから引き抜くかたちでバンドに引き入れます。

各担当楽器は以下の通り。

  • スティーヴ・ウィンウッド(ヴォーカル、ギター、キーボード)
  • エリック・クラプトン(ギター、ヴォーカル)
  • リック・グレッチ(ベース、ヴァイオリン)
  • ジンジャー・ベイカー(ドラムス)

いわゆるスーパー・バンドと呼ぶにふさわしい素晴らしいメンバー。

しかし、この時点でクラプトンは気持ち的にイマイチのっていなかったんじゃないかと推測します。

その理由は3つくらい感じられて、

1つ目はクリームを解散した時に、3人の間で交わされていた、

クラプトンが他のメンバーどちらかと一緒に演奏する場合は声をかけること。

という約束があったこと。

スティーヴ・ウィンウッドの説得でジンジャー・ベイカーを招き入れることに納得したクラプトンですが、

クリーム解散から間もないこの時期にジンジャー・ベイカーをメンバー入りさせることには抵抗があったとも言われています。

もう1つは、そもそもウィンウッドとのジャム・セッションを楽しんでいたことは事実であっても、

新バンドを結成して再び商業ベースに乗ることで、売るための音楽を作ることにジレンマがあったんじゃないかということ。

そして最後に、クラプトンは生粋のサイドマンで、自分の意思が大きく影響するバンド活動にこの時点では乗り気ではなかったんじゃないかということ。

あれだけの演奏テクニックを持ったクラプトンですから、当然注目されるんですが、

自分への注目を嫌い、できるだけバンドのピースとしてありたかったんだろうと思います。

だからクリームやブラインド・フェイスのように他のメンバーの演奏力が高く

フロントも他のメンバーに任せられるスーパー・バンドを組んだんではないでしょうか。

クラプトンのモチベーションが一因ともなったのか、

結局バンドは、セルフ・タイトルのアルバム「Blind Faith(邦題:スーパー・ジャイアンツ)」1枚のみを発表して解散してしまいます。

ブラインド・フェイスで一番好きな曲

私の選ぶブラインド・フェイスのベストソングは「Presence of the Lord」。

アルバムに収録された唯一のクラプトン作の曲です。

各プレイヤーの演奏が素晴らしいのは言わずもがなですが、

やはりウィンウッドとクラプトンの絡みは最高。

そして、畳み掛けるようなジャム・バトルはクリーム組の演奏が圧巻。

クラプトンは長年この曲をセットリストに入れていて、大事にしていますよね。

発表されてから50年。いまだに語られることが多いブラインド・フェイスですが、

今も歌い継がれる名曲が残されているからこそですね。

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