90年代以降を代表する女性シンガーソングライターの一人
今日はシェリル・クロウの楽曲で一番好きな曲「この1曲」を紹介します。
シェリル・クロウは1962年アメリカ・ミズーリ州ケネット生まれのシンガーソングライター。
ミズーリ大学在学中から地元のバンドで歌っていたシェリル・クロウは、大学卒業後、教師として働く傍ら、シンガーとしてトヨタやマクドナルドのCMでジングルの仕事を受けていました。
1987年から1989年にかけてマイケル・ジャクソンのツアーでバッキング・ヴォーカルを務めます。ほかにもスティーヴィー・ワンダー、ドン・ヘンリーなどのバッキング・ヴォーカルも担当し、徐々にステップアップ。90年代に入るとドラマや映画の挿入歌を担当するようになります。
1990年にA&Mレコードと契約し、1992年にデビュー・アルバム用の曲をレコーディングしますが、シェリルとA&Mはこのアルバムの出来に満足せず、リリースしないことを決定。しかし宣伝活動に使われる複製版が出版業者を通じて数多く出回りました。
彼女はその後、ケヴィン・ギルバートと交際を始め、チューズデイ・ナイト・ミュージック・クラブという即興演奏のグループに参加。シェリルは1993年8月にグループのメンバーと制作した彼女のデビュー・アルバム「Tuesday Night Music Club」をリリース。 シングルカットされた「All I Wanna Do」が全米2位を記録し、アルバムは700万枚を超える大ヒットとなりました。1995年には3部門のグラミー賞を受賞します。
1996年9月にはセルフタイトルのセカンド・アルバム「Sheryl Crow」をリリース。シングル「If It Makes You Happy」は全米10位を記録し、グラミー賞で最優秀女性ロック・ヴォーカル・パフォーマンス賞と最優秀ロック・アルバム賞を受賞しました。
1998年にはサード・アルバム「The Globe Sessions」を発表。ビルボード200で5位、全米で200万枚以上のセールスを記録し、グラミー賞で最優秀ロック・アルバム賞と最優秀エンジニア賞を受賞。シングル「There Goes the Neighborhood」は最優秀女性ロック・ヴォーカル・パフォーマンス賞を受賞しました。
2000年代に入ると慈善活動や慰問、政治活動に携わり、アルバムもコンスタントに発表。2013年の「Feels Like Home」ではカントリーに傾倒し新しいスタイルを獲得。これまでに11枚のオリジナル・アルバムを発表し、全世界で5000万枚以上のセールスを誇ります。
シェリル・クロウで一番好きな曲
シェリル・クロウは初めて聴いたのが、シングル「All I Wanna Do」でした。その時は良い曲だなと思いつつもそれほどピンとは来ず、アルバムも聴かないまま時は過ぎます。次にシェリルを耳にするのはこれもシングルの「If It Makes You Happy」。この曲には私も反応し、アルバム「Sheryl Crow」を聴くことに。このアルバムが良くって、ファーストの「Tuesday Night Music Club」にさかのぼり、「姉さんかっこいいじゃないですか」と一気にお気に入りに。最近のカントリー路線も良くって、最新作「Threds」もめちゃくちゃかっこいいですね。
さて、シェリル・クロウの楽曲の中で一番好きな曲「この1曲」ですが、やはりセカンド・アルバム「Sheryl Crow」収録の「If It Makes You Happy」を選曲します。
もうこのサビを思いついた時点で勝ちですよね。前半を低音に抑え続けて一気に解放する感じが気持ちいい。厚みのある演奏もツボを押さえてます。
しかしシェリル・クロウは老けないですね。外見も声の状態も全盛期とあまり変わらない。この調子で渋いアルバムを作っていって欲しいです。
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