カリスマ的な人気を持ったオーストラリアのバンド
今日はINXSの楽曲で一番好きな曲「この1曲」を取り上げます。
INXSは1977年オーストラリア・シドニーで結成されたロックバンド。結成当初のメンバーと担当楽器は以下の通り。
- マイケル・ハッチェンス(ヴォーカル)
- ティム・ファリス(リード・ギター)
- カーク・ペンギリー(ギター、サックス、バッキング・ヴォーカル)
- ギャリー・ゲイリー・ビアーズ(ベース、バッキング・ヴォーカル)
- アンドリュー・ファリス(キーボード、ギター)
- ジョン・ファリス(ドラムス、バッキング・ヴォーカル)
1980年5月にファースト・シングル「Simple Simon」/「We Are the Vegetables」をオーストラリアとフランスでリリースしデビュー。 セルフ・タイトルのデビュー・アルバム「INXS」は1980年10月にリリースされました。このアルバムには彼ら初のオーストラリアのトップ40シングルとなった「Just Keep Walking」が収録されており、オーストラリアのアルバムチャートでトップ30入りを果たしました。
1981年5月に3枚目のシングル「The Loved One」をリリース。これはオーストラリアのグループ、ラヴド・ワンズの曲のカバーで18位を記録しました。
1981年10月にはセカンド・アルバム「Underneath the Colours」をリリースし、オーストラリアで15位を記録するヒットとなりました。
アトランティック系のアトコ・レコードと契約し、1982年10月、サード・アルバム「Shabooh Shoobah」は国際的にリリースされ、アメリカのビルボード200で52位、ホット・ポップ・アルバム・チャートで46位を記録しました。 オーストラリアでは5位でピークを迎え、94週にわたってアルバム・チャートに名を連ねました。シングル「The One Thing」は1983年5月28日にアメリカで初のトップ30入りを果たします。この曲はINXSにとって初めてMTVで放映されたMVであり、このMVがシングルの成功に大きく貢献しました。
1984年4月にリリースされた4thアルバム「The Swing」では、「Original Sin」がバンド初のオーストラリアでの1位を獲得。アルバムもオーストラリアで1位を記録します。1984年の間、INXSはノンストップ・ツアーを行い、ヨーロッパ、イギリス、アメリカ、オーストラリア、そして日本でも公演をおこないました。1984年12月までに「The Swing」はダブル・プラチナを獲得します。
5thアルバム「Listen Like Thieves」は1985年10月にリリースされ、オーストラリアで3位、アメリカでは11位を記録。1986年初頭にシングルカットされた「What You Need」はビルボードで3位のヒットを記録し、アメリカでもブレイクします。
1987年10月にリリースされた6thアルバム「Kick」はオーストラリアで1位、アメリカで3位、イギリスでも9位を記録し、全世界で2000万枚以上を売り上げる大ヒットとなりました。
その後も次々にヒットアルバムを発表していきますが、1997年11月22日、マイケル・ハッチェンスはシドニーのリッツカールトンのホテルの部屋で遺体で発見され、死因は自殺と発表されます。
ヴォーカリストを失ったバンドはテレンス・トレント・ダービーなどのゲスト・ヴォーカリストを迎えながらライブ活動を続け、アルバムも制作しますが、2012年で活動を休止しました。
INXSで一番好きな曲
私が初めてINXSを聴いたのは高校時代。アルバム「X」が発表されたころでした。「Suicide Blonde」や「Disappear」がビルボードのチャートを賑わせていて、最初に「X」、続いて「Kick」を聴きました。マイケル・ハッチェンスのヴォーカルはソウルフルで、パワフル。そして独特の色気がありましたね。
そんなINXSの楽曲で一番好きな曲「この1曲」には「Kick」収録の「New Sensation」を選曲します。
出だしの軽快なギターのカッティングが心地いいですね。そこに絡んでくるマイケル・ハッチェンスのヴォーカル。これがすごい。ここまで歌えるヴォーカリストは滅多にお目にかかれないということは後から気付くのですが、本当に華のある唯一無二なヴォーカリストでしたね。
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