ルーツミュージックに強い影響を受けたサウンドを日本で鳴らす
今日はボ・ガンボスで一番好きな曲「この1曲」を取り上げます。
ボ・ガンボスは1987年に結成された日本のロックバンド。
メンバーと担当楽器は以下の通り。
- 久富隆司=どんと(ヴォーカル、ギター)
- 川上恭生=Dr.KyOn(キーボード、ギター、ヴォーカル)
- 永井利充(ベース、ヴォーカル)
- 岡地明(ドラムス)
1987年にローザ・ルクセンブルグで活動していたどんと、永井、ブレイクダウンの岡地とともにジャム・セッションを始め、ここにKyOnが加わりメンバーが固まります。
1988年10月にエピック・ソニーと契約。1989年4月にファースト・アルバムをニューオリンズでレコーディング。このレコーディングにはボ・ディドリーやネヴィル・ブラザーズのシリル・ネヴィルが参加します。
1989年7月にファースト・アルバム「BO & GUMBO」をリリース。バンド名の由来ともなったボ・ディドリー、そしてガンボ ・ミュージックがあらわす通り、アメリカ南部のブルースやニューオリンズ・サウンドなど、ルーツミュージックに強い影響を受けたサウンドが話題となり、日本レコード大賞「アルバムニューアーティスト賞」を受賞します。
その後は、「JUNGLE GUMBO」(1990)、「BO GUMBO RADIO SHOW GRIS GRIS TIME」(1993)などの名作を発表。「HOT HOT GUMBO」など特徴的なライブ活動もあいまって、多くのファンを獲得していきますが、1995年に「解散TOUR”BO GUMBOS BOGAAAA〜N!!”」ツアーをおこない、惜しまれつつ解散します。
解散後の2000年1月27日ハワイにて脳内出血のためどんと死去。37歳でした。当時ベスト盤を除きCDとビデオが廃盤となっていて、ファンは署名活動を開始。その結果、7月にカバーライブアルバムを除く全タイトルのアルバムとビデオが再発され、エピック側からも「永久に廃盤にしない」という発表がなされました。
ボ・ガンボスで一番好きな曲
ボ・ガンボスはオリジナルアルバムもライブ盤も名作が多いですが、中でもファースト・アルバム「BO & GUMBO」は、個人的には日本ロック史上に残るような名作だと思います。
ボ・ガンボスで一番好きな曲「この1曲」には「BO & GUMBO」収録の「夢の中」を選曲します。
どんとが亡くなって20年が経った訳ですが、いまだ色あせることなく、ことあるごとにファースト・アルバムを引っ張り出してきて聴いています。この曲は年々グッとくる度合いが増してきている気がします。表情豊かなどんとのヴォーカル、いい音させてるギター、グルーヴ満載の演奏が最高です。
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