NYで活躍する日本人キーボードプレイヤー
今回紹介するのはBIGYUKI。
ニューヨークで活躍する日本人のキーボード・プレイヤーです。
このブログでは初めて紹介する日本人ですね。
BIGYUKIは日本の高校を卒業後、アメリカに渡りボストンの名門、バークリー音楽大学に入学。
その後、ボストン、そして、現在はニューヨークを拠点に活動しています。
私がBIGYUKIを初めて聴いたのは、2014年発表のマーク・ジュリアナ「My Life Starts Now」でのプレイ。
浮遊感のあるシンセ、キーボードが特徴的で、この人おもしろい!ってなりました。
アルバムは2枚ともおすすめ
そこから、リーダー作の2枚のアルバム、「Greek Fire」と「Reaching for Chiron」を買ったんですけど、
ジャズとテクノを横断するような音楽性にすっかりやられてしまいました。
曲も大好きだし、左手でシンセ・ベース、右手でピアノ/キーボードというプレイスタイルもめちゃくちゃかっこいい。
そして、ビラル、クリス・ターナー、テイラー・マクファーリン、イェバ、ジャスティン・タイソンといった豪華なゲスト陣も魅力。
まるでロバート・グラスパーが集めたみたいなメンバー。
ニューヨークのジャズ・シーンで彼が認められている証拠ですね。
ライブも最高だった
ドハマリしてたので、もちろんライブにも行きました。
2019年1月17日の名古屋ブルーノート公演。
いやぁ、この「Reaching for Chiron」をフィーチャーしたライブも最高でした。
基本メンバーはYUKIとギターのランディ・ラニヨン、ドラムスのティム・スミスという陣容なのですが、
YUKIが3人分くらいの仕事をしている感じがして、とても3人とは思えない。
演奏は結構再現性が高く、収録曲のキャッチーなテーマを楽しめて、
このアルバムの完成度の高さをライブで思い知りました。
もちろんアドリブのプレイもさすがって感じ。
妻と行ったんですが、ふたりで大盛り上がりで楽しめた大満足のライブでした。
アルバムは2枚ともすごいですけど特に「Reaching for Chiron」が私のフェイバリット。おすすめです。
現在はカマシのツアーに同行中
ブルーノートでのライブの興奮も覚めぬ2019年9月、カマシ・ワシントンの来日公演のメンバーにYUKIの名前が!
これはやばい。1粒で2度美味しいやつ。
カマシはメンバーのソロの時間をしっかりくれるんです。
前回のキーボードはルスラン・シロタで、彼もめちゃくちゃ良いプレイだった。
今回も多分すごいことになると予想してました。
結果、期待を裏切らない爆発的なプレイ。BIGYUKIが一番凄かったんじゃないかと。
曲にハマった高揚感のあるソロが最高でした。
現在ツアー中のカマシですが、YUKIも同行中。
各地のファンを最高な気分にさせていることでしょう。
YUKIの次回作も楽しみです。そろそろ作って欲しい。
BIGYUKIはグラミーに一番近い日本人のうちの一人だと私は思ってます。
コメント