当時逆に目立ったアコースティック・サウンド
ミュージシャンやバンドの曲の中で一番好きな曲を選曲し紹介する「この1曲」。
今日はフェアーグラウンド・アトラクションを取り上げます。
フェアーグラウンド・アトラクションは1988年に結成されたイギリスのバンド。
メンバーは、以下の4人組です。
- エディ・リーダー(ヴォーカル)
- マーク・E・ネヴィン(ギター)
- サイモン・エドワーズ(ギタロン)
- ロイ・ドッズ(ドラムス)
サイモン・エドワーズが担当するギタロンはメキシコの民族楽器で弦は6本。
ギターよりも大きく、低い音が出て、ベースのような役割を果たします。
こういう楽器のセンスも一役買っているのですが、
フェアーグラウンド・アトラクションの特徴はアコースティックの生音。
当時のミュージック・シーンは打ち込みドラムとシンセサイザーが幅をきかせていたので、
こういった暖かみがあるアコースティック・サウンドが逆に新鮮だったのか、
登場するなりいきなり全英1位を獲得します。
フェアーグラウンド・アトラクションで一番好きな曲
フェアーグラウンド・アトラクションの中で一番好きな曲は、デビュー・シングルである、
1988年発表の「Perfect」を選曲します。
ジャズ・テイストなサウンドとメロディや歌詞の良さは特筆に値しますが、
私が特に惹かれたのは、エディ・リーダーののびやかで透き通った、それでいて力強いヴォーカルでした。
この曲はライブでも盛り上がりますが、フェアーグラウンド・アトラクションの良さを凝縮したような曲ですね。
そして、ミュージック・ビデオもおしゃれでした。
フェアーグラウンド・アトラクション時代のエディ・リーダーはとにかく可愛い。
ライブ映像がYouTubeに残っていますが、ほんとうに楽しそうに歌ったり、踊ったりで、
童話の赤ずきんが成長して歌っているような感じでした。
日本でも最初で最後のツアーをやってくれたのですが、行った人、うらやましいです。
アルバムで楽しみたい
ファーストにして、最後のアルバム「The First of a Million Kisses(ファースト・キッス)」一枚だけを残して解散してしまったのですが、
その後もずっと輝き続けるアルバムで、古くもならず、飽きもこない。不思議なアルバムです。
最高の1曲を挙げましたが、名曲揃いですし、構成もいいので、アルバムで楽しむのがおすすめですね。
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