ヴァージン・レコードの第一弾アーティストとしてデビュー
そのミュージシャンの曲の中で、一番好きな曲を選んで紹介していく「この1曲」。
今日はマイク・オールドフィールドを取り上げます。
マイク・オールドフィールドは1953年生まれのイギリスのバークシャー・レディング出身のミュージシャン。
幼少期からピアノやギターを習得し、14歳の時に姉のサリー・オールドフィールドとフォーク・デュオでレコード・デビュー。
しかしこれは目指す音楽の方向性の違いから1枚のアルバムで解散し、
その後はソフト・マシーンを脱退したケヴィン・エアーズのバックバンドであるザ・ホール・ワールドでの活動を経て、
1973年にヴァージン・レコードの第一弾のアーティストとして「Tubular Bells」をリリースしてソロ・デビューします。
エクソシストのテーマ曲として大ヒット
アルバム「Tubular Bells」はBBCラジオで放送されるなどして全英チャートのトップ10に入る大成功を修めます。
20分以上の曲を二つとも流すんですからBBCすごいですよね。
しかし、本当のヒットは遅れてやってきました。
「Tubular Bells, Part1」の冒頭が1973年12月に公開された映画「エクソシスト」のテーマ曲に採用され、
アメリカでもビルボードでは3位となる大ヒット。グラミーも獲得します。
本国でも長い間チャートに入り続け、全英1位を獲得。
「Tubular Bells, Part1」冒頭部分は世界の知るところとなります。
マイク・オールドフィールドで一番好きな曲
反面、冒頭部分の神秘的で緊張感のあるあの部分だけを切り取って、
そこだけを聴いて知っている人がいっぱいなのが残念なんですよね。
「あ、これ怖い曲だよね」とか「映画のやつだよね」とか言う人に、
「黙って最後まで聴け」と聴かせると、終わる頃にはすげーってなります。笑。
この曲にはメジャー/マイナー、早い/遅い、動/静などさまざまな面が表れます。
ほとんど一人で、2300回ものオーバーダビングを繰り返して録音されているというエピソードを最初に聞いたときは驚きましたね。
「この1曲」には「Tubular Bells, Part1」を推したいと思います。
このあとに発表したものも「Ommadawn」、「Five miles out」なんかは大好きです。
シングルでいうと「Moonlight Shadow」も外せないですね。
マイク・オールドフィールドはこの投稿のために久々に聴きましたが、傑作が多いですね。
もっと評価されて欲しいなと思う一人です。
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