インプレッションズでデビュー
そのミュージシャンの曲の中で一番好きな曲を選んで紹介していく「この1曲」。
今日はカーティス・メイフィールドをとりあげます。
カーティス・メイフィールドは1942年アメリカ・シカゴ出身のシンガー・ソングライター。
1958年にR&Bグループのインプレッションズの一員としてデビューし、
中心人物だったジェリー・バトラーが脱退した後は多くの曲で作曲を担当。
リーダー的な存在となります。
ロッド・スチュワートやアレサ・フランクリンがカバーしている「People Get Ready」など、
多くのヒット曲を出したのちの1970年、ソロデビューを果たします。
ソロデビュー
ソロになってからのカーティスはよりファンク色が強くなり、
カーティスのギターも前面に出てきて、ファルセットのヴォーカルとの絡みが最高です。
これぞブラック・ミュージックという感じです。
そこにインプレッションズ時代から取り上げ続けていたアフリカ系アメリカ人公民権運動や、
アフリカ系アメリカ人のアイデンティティをテーマにした歌詞をのせ、
その素晴らしさを音楽全体で表現していきます。
カーティス・メイフィールドで一番好きな曲
カーティスの「この1曲」。これも難しい。
インプレッションズ時代からソロに至るまで演奏された「People Get Ready」、
日本でもTV番組等で使われ、よく知られている「Move On Up」、
映画のサントラがビルボードで1位を獲得したタイトル曲「Super Fly」、
ベトナム戦争時に平和を訴えた「Back To The World」、
事故で下半身不随になりつつも奇跡の復活を果たした「A New World Order」。
名曲が多すぎます。
私にはカーティスにハマる時期っていうのが数年おきに訪れるのですが、
そのときにまず引っ張り出してくるCDが、1971年発表のライブ盤「カーティス/ライヴ!」。
そしてなかでもグッとくるのが「The Makings of You」なんです。
この曲の美しさは何なのでしょうね。もう出だしの声だけでじわっとくる。
ストリングスが入ったファーストアルバム「Curtis」版の「The Makings of You」もいいんですけど、
やっぱりライブ版での観客の熱気も伝わる感じが最高ですね。
夜に一杯やりながら聴くのが最高な1曲「The Makings of You」を選曲します。
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