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ジャクソン・ブラウンのおすすめ「この1曲」

この1曲

70年代に残したアルバムはどれも傑作

今日はジャクソン・ブラウンで一番好きな曲「この1曲」を取り上げます。
ジャクソン・ブラウンは1948年ドイツ・ハイデルベルクで生まれ、アメリカ・カリフォルニア州ロサンゼルスで育ったシンガーソングライター。

1966年に高校を卒業後、ニッティ・グリッティ・ダート・バンド、ジェントル・ソウルなどの地元のバンドに参加。その後、ニューヨークのグリニッチ・ヴィレッジに移り住み、ティム・バックリーやニコのバックを務めました。1967年、ブラウンとニコは恋愛関係にあり、ニコのデビュー・アルバム「Chelsea Girl」に参加。いくつかの曲で作曲とギターを担当しました。1968年、ニコとの破局後、ブラウンはロサンゼルスに戻りバンドを結成します。

最初期の曲である「Shadow Dream Song」や「These Days」は、ニコ、グレッグ・オールマン、ジョーン・バエズ、イーグルス、リンダ・ロンシュタット、バーズなどがレコーディングし、ブラウン自身がこれらの曲をリリースしたのは数年後のことでした。

1971年アサイラム・レコードと契約し、1972年1月にファースト・アルバム「Jackson Browne」をリリース。シングル「Doctor My Eyes」は全米シングルチャートでトップ10入り(8位)を果たします。このアルバムのツアーではリンダ・ロンシュタットやジョニ・ミッチェルと共演し、アルバムはプラチナ認定を受けました。

1973年にはセカンド・アルバム「For Everyman」をリリース。このアルバムも100万枚を売り上げ、プラチナ認定を受けます。

サード・アルバム「Late for the Sky」(1974)は全米14位、4thアルバム「The Pretender」(1976)は全米5位、5thアルバム「Running on Empty」(1977)は全米3位と徐々に上位になっていき、1980年にリリースされた6thアルバム「Hold Out」では全米1位を獲得します。

1982年には、映画「Fast Times at Ridgemont High」のサウンドトラックからシングル「Somebody’s Baby」をリリース。全米7位を記録し、彼の最大のヒットとなりました。

1983年の「Lawyers in Love」では政治色の強い歌詞で注目を集め、その後も「Lives in the Balance」(1986)、「World in Motion」(1989)と徐々に政治的な内容を含む曲を発表していきます。

1993年にリリースされた「I’m Alive」は、政治色を強める以前のパーソナルな内容を取り上げたアルバムで、ゴールド認定を受けます。

2000年以降もマイペースな活動を続け、今年のフジロックにも参加予定でした。3月には新型コロナウイルスの陽性反応が出たことを発表しましたが、幸い軽症で現在は回復しています。

ジャクソン・ブラウンで一番好きな曲

ジャクソン・ブラウンが70年代に残したアルバムはどれも名作で、神がかっていた時期だと思います。私はファースト・アルバム「Jackson Browne」から時系列順に聴いていきました。すべてのアルバムが洗練されていて、いまでも愛聴盤となっています。

その中でも多分一番聴いているのが、1974年のサード・アルバム「Late for the Sky」。世間的にもこのアルバムを最高傑作と考えらている方が多いですよね。アメリカンロックの一つの極みがここだと思います。

ジャクソン・ブラウンで一番好きな曲「この1曲」もこのアルバム「Late for the Sky」から、「For A Dancer」を選曲します。ピアノとベースをバックに始まりますが、徐々に楽器、コーラスが加わり、厚みを増して盛り上がっていく感じが最高です。

現在でもセットリストに加えられていて、多分、苗場でもやってくれるはず。この曲をあの環境で聴けたら、いろんな汁が体から溢れそうです。

レイト・フォー・ザ・スカイ
ワーナーミュージック・ジャパン

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