グラム・ロック全盛期にデビュー
お気に入りのミュージシャン、グループで一番好きな曲を選んで紹介していく「この1曲」。
今日はロキシー・ミュージックを取り上げます。
ロキシー・ミュージックは1971年にイギリス・ロンドンで結成されたロックバンド。
デビュー当時のメンバーと担当楽器は以下の通り。
- ブライアン・フェリー(ヴォーカル、キーボード)
- アンディ・マッケイ(サックス、オーボエ)
- ブライアン・イーノ(シンセサイザー、キーボード、テープ)
- グラハム・シンプソン(ベース)
- フィル・マンザネラ(ギター)
- ポール・トンプソン(ドラムス)
1970年初頭、ブライアン・フェリーはグレッグ・レイクの後任のリード・シンガーを探していたキング・クリムゾンのオーディションを受けていました。
ロバート・フリップとピート・シンフィールドはフェリーの声はキング・クリムゾンの楽曲にはふさわしくないと判断しましたが、彼らは彼の才能に感銘を受け、駆け出しのロキシー・ミュージックがEGレコードと契約を結ぶのを手助けしました。
1972年3月から4月にかけてファースト・アルバム「Roxy Music」をレコーディング。
このアルバムは6月にリリースされて好評を博し、1972年9月にはイギリスのアルバム・チャートで10位を獲得するなど大成功を収めました。
アルバムにもっと注目を集めるために、ロキシー・ミュージックはシングル「Virginia Plain」をリリース。イギリスのチャートで4位を獲得し、思惑は成功します。
セカンドアルバム「For Your Pleasure」は1973年3月にリリースされ、全英4位を獲得します。
「For Your Pleasure」のツアーが終了した直後、ブライアン・イーノはフェリーとの意見の相違が深まる中でロキシー・ミュージックを脱退し、代わりにキーボードとエレクトリック・バイオリンを担当した18歳のエディ・ジョブソンが参加します。
サードアルバム「Stranded」は1973年11月にリリースされ、全英1位を獲得。トップ10入りを果たしたシングル「Street Life」も生み出しました。
4枚目のアルバム「Country Life」は1974年にリリースされ、初の全米トップ40入り(37位)を果たしました。
1975年10月、5枚目のアルバム「Siren」発表。本作からの先行シングル「Love Is the Drug」は、全英2位・全米30位のヒットを記録します。
1976年の「Siren」ツアーの後、ロキシー・ミュージックは解散しました。
ロキシー・ミュージックは1978年に再結成。1979年に「Manifesto」、1980年「Flesh + Blood」とアルバムを発表し、成功を収めますが、
1982年の「Avalon」のツアー終了後の1983年、再度解散します。
その後はフェリーはソロ活動をおこない、2000年代に入ってから再結成しますが、スタジオアルバムはリリースしていません。
ロキシー・ミュージックで一番好きな曲
ロキシー・ミュージックも多くの多彩な名曲を残しているので1曲に絞るのが難しいですね。
「Virginia Plain」、「Do the Strand」、「In Every Dream Home a Heartache」、「Street Life」、「More Than This」、「Avalon」などが候補にあがりますが、
ファースト・アルバム「Roxy Music」収録の「Re-make/Re-model」を選曲します。
私が最初に聴いたアルバムは「Avalon」。洗練されたポップ・ミュージックを聴かせるバンドだと思って、ファーストから追いかけてみようと思ったんですが、
ファースト・アルバムの1曲目「Re-make/Re-model」を聴いてぶっ飛びました。
ハイテンションなブライアン・フェリーのヴォーカルが後期よりもスゴい。
そしてバックの演奏もフィル・マンザネラのギターはギンギンに弾きまくってますし、
アンディ・マッケイのサックスも暴力的なブロウが最高。
ベースは遊び心あるし、ドラムスも爆発的にスゴい。
パンク前夜の雰囲気も感じられる最高の1曲。
コメント