ジミヘンで一番好きな曲
そのアーティストの一番好きな1曲を紹介していく今日の「この1曲」。
今日はザ・ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンス。
ザ・ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンスは、ジミ・ヘンドリックス(G)、ノエル・レディング(B)、ミッチ・ミッチェル(D)の三人組。
アメリカ出身のジミがイギリスに渡り、ロンドンでオーディションして結成されたバンドです。
「Purple Haze」、「Hey Joe」、「Fire」、「Voodoo Child」、「Foxy Lady」。。。
挙げきれないほどの数々の名曲が残されていますが、
私が「この1曲」に選ぶのは「Electric Ladyland」収録の「All Along The Watchtower」です。
そう。ボブ・ディランのカバーなんです。
ギタープレイやパフォーマンスだけじゃない
ジミヘンというと革命的なギタープレイで様々な伝説が残されていて、
私の中でも世間の評価と同じく、世界一のギタリストはジミヘンだと思います。
ただ、右利き用のギターをひっくり返して使ったとか、歯で弾いたとか、ギターに火をつけたとか、
そういうエピソードだけを引っ張って、ジミを偉人扱いするのはちょっと違って、
ソングライター/アレンジャーとしての能力、ヴォーカリストとして、脇を固めるバンドなど、
もっとトータルで評価されていいと思っています。
そういった意味でも、「All Along The Watchtower」はトータルパッケージですごい。
ジミはディランからのヴォーカルの影響を口にしていますが、確かにそう感じさせます。
私はジミの歌はとてもうまいし、ギターの音とヴォーカルが引き立てあっていると思います。
そしてこの曲のアレンジですよね。
原曲はボブ・ディラン「John Wesley Harding」に収められていますが、
このアルバムちょっとフォーク回帰の作品で、フォーク色が強いアレンジです。
ジミはカバーするにあたり、バンドサウンドとして強い作品に仕上げたと思います。
ノエルのベースも的確で存在感がありますし、
ミッチのドラムもいつも通り乾いた音でジミのギターとの相性は抜群です。
そして、珍しく、アコースティックギターを重ねたりしてるんですよね。これもアレンジの妙。
アレンジが光り、バンドサウンドとしての魅力満載のこの曲が私の一番好きな曲です。
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