世界で一番忙しい男
おすすめのミュージシャンの楽曲の中で一番好きなものを選択して紹介する「この1曲」。
今日はフィル・コリンズを取り上げます。
フィル・コリンズは1951年、イギリス・ロンドン生まれのシンガー、ソングライター、ドラマー。
5歳のころからドラムを演奏し、演劇学校も修了したため、子役としても活躍しました。
その後、音楽のキャリアを追求し、1970年にドラマーとしてジェネシスに加わりました。
ジェネシスではアルバムやライブでドラムとともにヴォーカルを担当し、
1975年、ピーター・ガブリエルの脱退後、アルバム「A Trick of the Tail」のレコーディング中にリードシンガーとなります。
シンガーとなってからは「Turn It On Again」、「Abacab」「Invisible Touch」など多くのヒット曲を生み出しました。
1980年代にソロ活動を開始し、1981年にファースト・アルバム「Face Value(邦題:夜の囁き)」をリリース。
これが全英1位、全米7位の大ヒットを記録。
その後も1982年「Hello, I Must Be Going!」が全英2位、全米8位、
1985年「No Jacket Required」が全英1位、全米1位、
1989年「… But Seriously」が全英1位、全米1位と大ヒットアルバムを連発。
80年代以降で最も成功したポップ、アダルト・コンテンポラリー・シンガーの1人」となりました。
一方でロバート・プラントやエリック・クラプトンのアルバムに参加するなど、
基本的に来た仕事を断らないということで、「世界で一番忙しい男」と呼ばれました。
フィル・コリンズで一番好きな曲
私はジェネシス時代よりもソロがリアルタイムで、初めて買ったアルバムは「… But Seriously」でした。
このあたりのフィル・コリンズのアルバムはとても完成度が高く、
特にこの「… But Seriously」は最高傑作といっていいんじゃないでしょうか。
フィル・コリンズの「この1曲」も多くの候補があがりました。
「I Wish It Would Rain Down」、「Something Happened On The Way To Heaven」、「Against All Odds」、「One More Night」、「True Colors」などなど。
しかし、一番となるとやっぱりこれでしょう。1989年発表のアルバム「… But Seriously」に収録の「Another Day In Paradise」を選曲します。
さわやかでポップな曲を追求していたフィル・コリンズがホームレス、貧困といった社会問題に目を向け、制作された曲。
いつもどおりの透き通ったヴォーカルが切ないメロディを引き立てています。
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