マンガと小説を紹介
今日は私が読んでおもしろかった書籍を紹介します。
いずれも音楽に関連する題材を扱っている本で、ここ数年のあいだに読んだものです。
緊急事態宣言は解除されたものの、まだ家で過ごす時間も多いですよね。
私も自宅待機中は音楽を聴きながら本を読むことも多く、趣味の本はやはり大事だなと再認識しました。
それでは一応厳選した5冊を紹介していきます。
僕はビートルズ
まずはビートルズ関連から。藤井哲夫×かわぐちかいじの「僕はビートルズ」です。
ビートルズのカバーバンドをやっていた日本人の4人組がビートルズのデビュー前の1961年にタイムスリップして、
まだ発表されていないビートルズの楽曲を演奏し、スターとなっていく物語。
去年、同じような題材の映画がありましたね。
この作品も原作の設定がワクワクします。4人がそれぞれの担当するパートの人物と性格だったり設定が共通している部分があって、そこがまた面白いです。
BLUE GIANT
次はジャズものの「BLUE GIANT」。「岳」で有名な石塚真一の作品です。
主人公の宮本大が世界一のジャズ・サックス・プレイヤーになる夢のため、毎日練習し、人々と出会い、成長していく物語。
テナーサックスの音が想像できるような素晴らしい描写が最高です。
このマンガを読んだ後にはジョン・コルトレーン、ソニー・ロリンズ、カマシ・ワシントンあたりを聴きたくなります。
こちらは現在もビックコミックで連載していて、日本、ヨーロッパと来て、アメリカ編がスタートしたばかり。
レコスケくん COMPLETE EDITION
次は本秀康の「レコスケくん COMPLETE EDITION」。
レコード・コレクターズで掲載されていたマンガです。
ジョージ・ハリスン好きのレコスケくんを中心に、レコード好きな人なら「うんうん」「そうそう」と言ってしまうような、
実際にレコード店に行って、レコードを漁る人やお店の心理を描写しているところがかなりツボでした。
ラバーソウル
こちらは以前Twitterにも書き込んだ小説ですが、井上夢人の「ラバーソウル」です。
これもビートルズ関連ですが、ビートルズのアルバム「RUBBER SOUL」に収録された曲名で章立てられていることに興味を持って購入。
生まれつきの身体的ハンディキャップをもつ醜い容姿の鈴木誠が美しいモデル美縞絵里と出会って。。。
途中まではすごく気持ち悪く、鈴木に対して嫌悪感を持ちますが、ラストはすごく切ない。
今までにない読後感を味わえた小説です。
音楽入門
最後に伊福部昭「音楽入門」。
ゴジラの音楽で有名な伊福部昭。私は「オーケストラとマリムバのための〈ラウダ・コンチェルタータ〉」を聴いてファンになりました。
伊福部の音楽観や音楽の現状に対する考え方などが書かれていて、
それが美術やデザイン、建築なんかにも共通する事柄、見方だったりして、
自分に置き換えて楽しめた作品。
まとめ
私なりの5作を選んでみました。ほかにも紹介したい本もあるので、
第二弾もそのうちやってみようと思います。
音楽、そして音楽に関連する本。こういう時期だからこそ必要ですよね。
早く古本屋やレコ屋に何の気兼ねもなく行ける日が来るといいですね。
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