人種性別混合のファンク・バンド
ミュージシャン、バンドの曲から一番好きな曲を選んで紹介していく「この1曲」。
今日はスライ&ザ・ファミリー・ストーンです。
スライ&ザ・ファミリー・ストーンは、アメリカ・カリフォルニア州・サンフランシスコを本拠地として活動したファンク、ロックバンド。
主要なメンバーと担当楽器は以下の通り。
- スライ・ストーン(ヴォーカル、キーボード、ハーモニカ)
- フレディ・ストーン(ヴォーカル、ギター)
- ローズ・ストーン(ヴォーカル、キーボード)
- シンシア・ロビンソン(ヴォーカル、トランペット)
- ラリー・グラハム(ヴォーカル、ベース)
- ジェリー・マルティーニ(サックス)
- グレッグ・エリコ(ドラムス)
スライ・ストーンはサンフランシスコのラジオ局KSOLに入り、DJとして活躍する一方、
オータム・レコーズでボビー・フリーマン、モジョ・メン、ビリー・プレストンなどのレコードをプロデュースしていました。
1966年に、高校時代の友人であったシンシア・ロビンソンたちとスライ&ザ・ストーナーズを結成。
同じ頃、弟のフレディがフレディ&ザ・ストーン・ソウルズを結成。
この2つのバンドが合体し、スライ&ザ・ファミリー・ストーンが誕生しました。
エピック・レコードと契約し、1967年にアルバム「A Whole New Thing」をリリース。
モーズ・アリソンやトニー・ベネットなどのミュージシャンから絶賛されましたが、
売り上げの面ではヒットとは行きませんでした。
そんな中、1968年2月にリリースされたシングル「Dance to the Music」がHOT100で8位を記録する大ヒット。
1968年4月に「Dance to the Music」、7月に「Life」と2枚のアルバムをリリースしたのち、
1968年11月にシングル「Everyday People」をリリース。これが彼らの初のNo.1ヒット曲となりました。
この曲が収録されたアルバム「Stand!」は1969年5月にリリースされ、
最終的に300万枚以上のセールスを記録し、タイトル曲「Stand!」は全米22位を獲得しました。
8月にはウッドストックに出演し、フェスティバルの中でも最高のショーの一つと言われました。
この年は8月のシングル「Hot Fun in the Summertime」が2位、
12月のシングル「Thank You」は1位を記録する大ヒットとなり、人気は絶頂を迎えます。
しかし、この頃すでにスライ・ストーンは麻薬中毒となっていました。
スライは薬物の影響で精神的混乱をきたし、ラリー・グラハムとの仲も険悪になっていきます。
内部に問題を抱えつつ制作した1971年のアルバム「There’s a Riot Goin’ On(邦題:暴動)」は全米1位を獲得し、
シングルカットされた「Family Affair」もシングルチャートで1位を記録します。
その後「Fresh」、「Small Talk」と2枚のアルバムを制作しますが、
問題が改善されることはなく、1975年には活動を停止。1981年に解散となりました。
スライ&ザ・ファミリー・ストーンで一番好きな曲
私がスライ&ザ・ファミリー・ストーンに出会ったのは大学生の頃。
あの頃はジェームス・ブラウンやカーティス・メイフィールド、ダニー・ハサウェイなどブラック・ミュージックにハマっていましたね。
スライ&ザ・ファミリー・ストーンで一番好きな曲も迷いました。
候補は「Family Affair」、「(I Want to Take You) Higher」、「Thank You」、「Sing a Simple Song」、「Everyday People」なんかが頭に浮かびますが、
一番好きなアルバムである「Stand!」からタイトル曲「Stand!」を選曲します。
曲が進むにつれて盛り上がっていくグルーヴ感とこびりつくようなサビがたまりません。
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