ジャンルを限定しない音楽性
ミュージシャンの楽曲のうち、最も好きな曲を選び、紹介する「この1曲」。
今日はジャミロクワイを紹介します。
ジャミロクワイは、1992年に結成されたイギリス・ロンドン出身のファンク/アシッドジャズバンド。
ポップ、ソウル、ジャズファンク、ロック、エレクトロニカ等ジャンルを限定しない音楽性で全世界で3500万枚以上の売り上げを誇ります。
「ジャミロクワイ」はジェイソン・ケイ(ジェイ・ケイ)を中心としたグループ名であると同時にケイのステージネームでもあります。
1992年、ジャミロクワイはイギリスのクラブ・シーンでの活動をきっかけにキャリアをスタートさせ、
アシッド・ジャズ・レコードからデビュー・シングル「When You Gonna Learn」をリリース。ロンドンのクラブシーンに強烈なインパクトをもたらしました。
これがきっかけでケイは複数のメジャーレーベルとの契約をオファーされ、ソニー・ミュージックと契約。この契約は異例のアルバム8作分のものでした。
そして1993年にファーストアルバム「Emergency On Planet Earth」、
続く1994年にはセカンドアルバム「The Return of the Space Cowboy」をリリースします。
1996年に発売したサード・アルバム「Travelling Without Moving」は全世界で700万枚、日本で140万枚を売り上げ、
ジャズ・ファンク系バンドのアルバムとしては最大のヒット作となり、米グラミー賞の も獲得しています。
1999年に4作目のアルバム「Synkronized」がリリース。ベースのゼンダーがリリース直前で離脱し、彼との紛争を避けるため新たなベーシスト(ニック・ファイフ)で録音をしなおし半年遅れの発売となりました。
その後もメンバーの入れ替わり、音楽性の変化を経ながら、
2001年「A Funk Odyssey」、2005年「Dynamite」を発表。
ライブDVD、新曲2曲を含むベスト盤を2006年にリリースし、ソニーとの8枚の契約を満了します。
2009年に、ユニバーサルミュージック傘下のマーキュリー・レーベルと契約。
2010年に7作目のアルバム「Rock Dust Light Star」を発表。
長期に及んだRock Dust Light Starツアーの後、
エレクトロ・ファンク色を強めた8作目「Automaton」が、2017年にリリースされました。
ジャミロクワイで一番好きな曲
私がジャミロクワイを初めて聴いたのは大学生のころ。
日本のラジオ局では毎日のように「Travelling Without Moving」の曲が流れていて、
聴かない方が難しかったですね。
でも当時の私はちょっと敬遠していました。
というのもあのころジャミロクワイを熱心に聴いていた人(あくまで私の周り)って、
お洒落で、流行に敏感で、ファッションの一部として聴いている人が多くて、
しかも昔ながらのロックとかブルース、アシッドじゃないジャズを否定してくる人が多かった。(あくまで私の周りの話。)
なので、ジャミロクワイをアルバムで聴き始めたのは社会人になってからくらいでした。
完全に乗り遅れでしたが、初めて聴いたアルバム「Travelling Without Moving」はほとんど聴いたことがある曲でしたし、すんなり入っていけました。
ジャミロクワイで一番好きな曲ですが、初期のアルバムから最新作「Automation」まで傑作ばかりなので、
候補曲も多くあるわけですが、やはりこの曲を外すわけにはいかないでしょう。
「Travelling Without Moving」収録の「Virtual Insanity」を選曲します。
ソウルフルなヴォーカル、ジャジーなピアノも最高ですが、グルーヴィーなベース、ウェットなドラム、ストリングスの使い方と、まあお洒落。
それとMVですよね。まあ何から何までかっこよかったですね。
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