ゴーゴー・ペンギンで一番好きな曲
ミュージシャンの一番好きな1曲を紹介していく今日の「この1曲」。
今日は、ゴーゴー・ペンギンです。
ゴーゴー・ペンギンは2009年にイギリスのマンチェスターで結成されました。
編成はピアノのクリス・アイリングワース、ドラムのロブ・ターナー、そしてベースのニック・ブラッカ。
よくあるジャズフォーマットのピアノトリオなのですが、
鳴っている音はかなり異質で、ジャズのジャンルに収まっていません。
どこが異質かというと、エレクトロニカやテクノなどのダンスミュージックをアコースティックな楽器で表現しているところ。
そして、今日紹介する「One Percent」がその特徴を代表するような楽曲です。
この曲は、彼らのセカンドアルバム「V2.0」に収録されています。
このアルバムを足がかりにBLUE NOTEと契約するので、まさに出世作と言えます。
最近のBLUE NOTEはローリング・ストーンズなどのプロデュースで知られる、
ドン・ウォズが社長を務め、ロバート・グラスパーをはじめ、ヒットを連発していますね。
レーベルの印象も、「昔ながらのジャズを愛するレーベル」から進化していて、
「これもジャズで良くね?」というジャズの裾野を広げるようなレーベルになっています。
ゴーゴー・ペンギンは新しいBLUE NOTEにぴったりハマった感じがします。
生音で鳴らすエレクトロニカ
この「One Percent」、静かなピアノの単音と、打鍵のリズムを無視したかのようなドラムとの絡みで始まります。
まさに、エレクトロニカなどで打ち込みで表現されるような入り方です。
そこにのびやかな音質のウッドベースが入ってきて、曲をドライブさせていきます。
疾走感が心地よい中盤が続いていきますが、三人とも気持ちよさそうに演奏します。
そして、最後にはレコードかCDが音飛びしたような音を生音で表現し怒涛のエンディングを迎えます。
この終わり方が凄すぎます。
日本公演も観にいきましたが、ライブでもアルバムと同じように演奏されたので、三人のコンビネーションは本当に素晴らしい。
ライブは必見なので、次回も必ず観に行こうと思っています。
私より10歳も年下のバンドなので、私が死ぬまで楽しませてくれそうです。
これからも成長するでしょうし、現時点での「この1曲」とさせてもらいます。
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