大学時代の思い出にはトム・ウェイツの声が混じり合っている
そのミュージシャンの中で好きな曲を1曲だけ選んで紹介する「この1曲」。
今日はトム・ウェイツを取り上げます。
トム・ウェイツは1949年生まれ、アメリカ・カリフォルニア出身のシンガーソングライターです。
高校を中退したあと、カリフォルニアでさまざまな職につきながらクラブで歌い始め、
1972年にアリス・クーパーやフランク・ザッパのマネジメントを担当していたハーブ・コーエンと出会い、
1973年にアサイラム・レコードから「Closing Time」をリリースしてデビュー。
その後もコンスタンスにアルバムを発表し、新しいことにも挑戦しているトム・ウェイツです。
私が本格的にトム・ウェイツを知ったのは友人に紹介されてでした。
大学時代、となりのアトリエで友人がよくトム・ウェイツのアルバムをかけながら制作していて、
トムのしゃがれ声が聴こえてくると、ちょっと休憩という感じでみんながそこに集まり、
コーヒーブレイクとニコチン補給をしながら制作について語り合う。
そういう場にぴったりだったんですよね。
当時は「Closing Time」や「Heartattack and Vine」、「Rain Dogs」なんかをよく聴いていました。
大学時代の思い出にはトム・ウェイツが混じり合って記憶されています。
トム・ウェイツで一番好きな曲
トム・ウェイツで一番好きな曲は大学時代によく聴いた曲。
ファーストアルバム「Closing Time」から「Ol’ ’55」を選曲します。
これがデビュー曲というのが信じられないくらいですが、
大御所感ただよう独特なヴォーカルやクラブの情景がうかんでくるようなピアノが印象的。
前述の大学時代の話にもありますが、この曲はコーヒーとタバコって感じです。
今ならボーモアとかラフロイグなんでしょうけど。笑。
コーヒーとタバコといえば、そのまんまのタイトルの「コーヒー&シガレッツ」という映画にトム・ウェイツが出ていましたね。
ジム・ジャームッシュの監督作品です。
予備知識なく、映画館で観たのですが、イギー・ポップとトム・ウェイツが出てきてびっくりしました。
二人ともコーヒーとタバコをうまい感じでやるんですよ。
映画はモノクロでオムニバス。11のエピソードで構成されていて、ホワイト・ストライプスも出演していて、こちらもおすすめ。
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