「Apogee Studio」でのライブ
ロバート・グラスパーのロサンゼルス「Apogee Studio」でのライブがYouTubeで視聴できます。
アメリカのラジオ局「KCRW」が公開したもので、1時間12分57秒のパフォーマンスとなっています。
ロバート・グラスパーの脇を固めるのは、デリック・ホッジ(ベース)、クリス・ダディ・デイヴ(ドラム)、ジャヒ・サンダンス(DJ)。
ゲストも豪華で、PJモートン、テラス・マーティン、デンゼル・カリー、アフィオン・クロケット、イエバとなっています。
アルバム「Fxxk Yo Feeling」からの楽曲を中心に、レディオヘッド、スヌープ・ドッグのカバーを交えて進行します。
セットリストは以下の通り。
- Packt Like Sardines In a Crushed Tin Box (Radiohead Cover)
- I Want You (ft. PJ Morton)
- Butterfly (ft. Terrace Martin)
- This Changes Everything (ft. Denzel Curry, Affion Crockett, Terrace Martin)
- Lodi Dodi (Snoop Dogg Cover ft. Denzel Curry, Affion Crockett, Terrace Martin)
- Fxxk Yo Feelings (ft. YEBBA)
このアルバムはライブで聴くべきだと実感
1曲目はレディオヘッドの名曲「Packt Like Sardines In a Crushed Tin Box」のカバー。
導入のデリックのベースが素晴らしいです。
そしてロバートのヴォーカルが聴ける。
その後もアレンジがしっかりブラックミュージックになっていて、4人の一体感が心地よい。
2曲目は「I Want You」。今度は導入がクリスのドラム。
そこにデリックのキャッチーなベースが絡み、
ロバートのキーボードとヴォーカルが入ってきて。もう気持ちいい。
さらにPJモートンがゲストで登場。
PJに呼応して奏でるロバートのピアノがやっぱり名人芸。
インタビューを挟んで、3曲目はキーボード、ヴォコーダーにテラス・マーティンを迎えた「Butterfly」。
テラスが導入し、そこに4人が反応して進んでいきます。
アルバムのレコーディングもこんな感じなんだろうなというのが想像できる演奏。
4曲目はラッパーのデンゼル・カリーをフィーチャーした「This Changes Everything 」。
いままでの心地いい雰囲気が一変。めちゃくちゃ盛り上がってます。
さらにアフィオン・クロケットも参加し一気にヒップホップの世界観に。
そのまま雪崩れ込むように5曲目はスヌープ・ドッグのカバー「Lodi Dodi」。
そして最後はイエバを迎えた「Fxxk Yo Feelings」。
アルバムの中ではこの曲が一番好きなのですが、イエバのヴォーカルがすごい。
彼女はこれから要チェックですね。
この映像を観て、「Fxxk Yo Feelings」はライブでこそ真価を発揮するアルバムということがよくわかりました。
基本の曲をベースにジャムセッションしている感じが「その場だけ」のスペシャル感がありますね。
5月には来日予定のロバート・グラスパー。その場でしか味わえない貴重な体験になりそうです。
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