サザンロックの雄
ミュージシャン、バンドの最高の1曲を選曲して紹介していく「この1曲」。
今日はレーナード・スキナードです。
レーナード・スキナードは1964年に結成されたアメリカのロック・バンド。
サザンロックの代表格として知られていますね。
下積みが長く、ずっと地元のフロリダ州・ジャクソンビルを拠点に演奏してきた彼らは、
1970年代に入って活動範囲を南部全域にまでのばし、
1973年にメジャー・デビューとなる「Pronounced Leh-Nerd Skin-Nerd(邦題:レーナード・スキナード)」をリリース。
この原題がおかしくて、普通は読めない「LYNYRD SKYNYRD」をどう発音するか説明しているのがアルバム・タイトルと認識されているんですよね。
現代ならあり得ない。今ならロゴだけ表示して、発音の仕方はネットで説明でしょう。
アル・クーパーがプロデュースしたこのアルバムは徐々にアメリカに浸透していき、
1975年にはビルボードで最高位27位を記録。1987年にはダブル・プラチナに認定されています。
デビュー当時のメンバーと担当楽器は以下の通り。
- ロニー・ヴァン・ザント(ヴォーカル)
- ゲイリー・ロッシントン(ギター)
- アレン・コリンズ(ギター)
- ビリー・パウエル(キーボード)
- エド・キング(ベース、ギター)
- レオン・ウィルクソン(ベース)
- ボブ・バーンズ(ドラムス)
レーナード・スキナードといえば、カントリーやブルースに影響を受けたサザン・ロック・サウンドと、
さすが叩き上げという感じの演奏力の高さ、特にトリプルギターのハーモニーが特徴。
ライブバンドとしての実力を遺憾無く発揮しながら、アルバムもコンスタントに発表し、
サザン・ロックの時流にも乗って順風満帆に活動していましたが、
1977年、飛行機事故によりヴォーカルのロニー・ヴァン・ザントをはじめ3名のメンバーが亡くなり、バンドは解散してしまいます。
その後、残されたメンバーを中心に再結成。
メンバーを入れ替えながら、現在も精力的なライブ活動を行っています。
レーナード・スキナードで一番好きな曲
レーナード・スキナードで一番好きな曲には「Free Bird」を選曲します。
私のこの曲との出会いは少し変わっているかもしれませんが、プロレスです。
まだ小学生だった1980年代初頭、アメリカのプロレスをテレビで観ていた私。
当時、一世風靡していたタッグチーム「ファビュラス・フリーバーズ」の入場曲として、
「Free Bird」が使われていました。
妙にスライドギターの不思議な音色を気に入ったんです。
この曲がレーナード・スキナードの曲だと知るのは随分あとのこと。
でも聴いた瞬間、「あ、あの曲だ」ってわかりましたもんね。
あの音色はそれほど耳に残るフレーズだったわけです。
今でもこの曲を聴くとスライドギターにやられてしまいます。
そして、マイケル・ヘイズとテリー・ゴディもセットで思い出しちゃいますね。
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