ウッドストックのオープニングを担当
今日はリッチー・ヘヴンスの楽曲で一番好きな曲「この1曲」を取り上げます。
リッチー・ヘヴンスは1941年アメリカ・ニューヨーク生まれのフォークシンガー。
ダグラス・レコードから2枚のレコードを出した後、ボブ・ディランのマネージャー、アルバート・グロスマンと契約し、ヴァーヴ・フォークウェイズ・レーベルとレコード契約を結びます。
1966年後半にはヴァーヴからアルバム「Mixed Bag」をリリースします。このアルバムには「Handsome Johnny」、「Follow」、ボブ・ディランの「Just Like a Woman」のカヴァーなどが収録されました。 1967年には初のシングル「No Opportunity Necessary」をリリースした。
1969年までに、彼はさらに5枚のアルバムをリリース。中でも「Something Else Again」はビルボード・チャートでヒットした彼の最初のアルバムとなり、この影響で「Mixed Bag」を再びチャートに押し上げました。
この頃にはヘヴンスのライブパフォーマンスは広く知られるようになりました。そして1969年にはウッドストック・フェスティバルに出演し、オープニングを飾りました。ウッドストックへの出演は彼をスターダムに押し上げ、キャリアの大きな転換点となりました。
ウッドストックでのパフォーマンスの成功を受けて、ヘヴンスは自身のレコード・レーベル、ストーミー・フォレストを立ち上げ、1970年に「Stonehenge」をリリースしました。1970年の後半には、「Here Comes the Sun」を収録した「Alarm Clock」がリリースされ。このアルバムはヘヴンスがビルボードのトップ30チャートにランクインした最初のアルバムとなりました。 ストーミー・フォレストではその後も「The Great Blind Degree」 (1971年)、「Live On Stage」 (1972年)、「Portfolio」(1973年)、「Mixed Bag II 」(1974年)という4枚のアルバムをリリースしています。
1980年代から1990年代にかけて、ヘヴンスは世界ツアーを続け、着実にアルバムをリリースしました。1982年には、NBCの1982-83年のテレビ・シーズンのプロモーション・スローガン「We’re NBC, Just Watch Us Now」を作曲して演奏。また、CBSやABCのスローガンを演奏し、コカコーラやマックスウェルハウス・コーヒーの企業CMの仕事をするなどTV業界でも活躍しました。
2000年代に入っても3枚のスタジオ・アルバムを残し、フェスティバルや映画にも出演。2010年に腎臓の手術を受けたが、それまでのようなパフォーマンスができるほどには回復しませんでした。 2012年3月には、健康上の問題を理由に45年ぶりにツアーから引退することを自身のFacebookページで発表。
2013年4月22日、ニュージャージー州ジャージーシティの自宅で心臓発作のため72歳で亡くなりました。
リッチー・ヘヴンスで一番好きな曲
私がリッチー・ヘヴンスを初めて認識したのはウッドストックの映画。観たのは高校生だったと思います。当然ジミヘンやザ・フーなどのパフォーマンスを目当てに鑑賞したのですが、リッチー・ヘヴンスが最初に現れてギターを荒々しく演奏する姿にびっくりしてしまい、「この人何者?何この親指!」とずっと気になりながら映画を見続けていたのを覚えています。
映画を観た後に、「リッチー・ヘヴンス」というメモを握ってレコ屋に行き、「Mixed Bag」を購入しました。このアルバムと、ライブ盤の「Live at the Cellar Door」はめちゃくちゃ聴き込みましたね。
さて、リッチー・ヘヴンスの「この1曲」ですが、やはり最初のインパクトが絶大だったのでウッドストックでも演奏した「Mixed Bag」収録の「Handsome Johnny」を選曲します。今観ても圧倒されますね。
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