本国アメリカよりも日本で人気
お気に入りのミュージシャンやバンドの楽曲で一番好きなものを選択して紹介する「この1曲」。
今日はミスター・ビッグを取り上げます。
ミスター・ビッグは、1988年にアメリカ・カリフォルニア州ロサンゼルスで結成されたアメリカのロックバンド。
オリジナルメンバーと担当楽器は以下の通り。
- エリック・マーティン(ヴォーカル)
- ビリー・シーン(ベース、ヴォーカル)
- ポール・ギルバート(ギター、ヴォーカル)
- パット・トーピー(ドラムス、パーカッション、ヴォーカル)
1989年にアトランティック・レコードと契約し、ファースト・アルバム「Mr.Big」をリリースしてデビュー。
アメリカでビルボード46位でしたが、日本では22位と成功を収めゴールド・ディスクに認定されます。
1991年にリリースされたセカンド・アルバム「Lean Into It」は、全米で100万枚を売り上げプラチナ・ディスクを獲得するなど商業的に大ブレイクし、シングルカットされた「To Be with You」は15か国で1位を獲得しました。
1993年には、サード・アルバム「Bump Ahead」をリリース。シングルカットされたキャット・スティーヴンスのカヴァー「Wild World」が、ビルボード・ホット100で27位を記録しました。
1996年には「Hey Man」をリリース。アメリカではチャートインしませんでしたが、日本では人気で1位を獲得します。
アメリカでは初期の成功を再現することはありませんでしたが、彼らの人気は日本とアジアの多くで上昇し続けました。
彼らはアジア市場でのツアーをソールドアウトし続け、その結果、日本市場向けに多くのライヴ・リリースを行いました。
1997年にグループは活動を休止し、一時解散します。
その後はメンバーチェンジ、オリジナルメンバーでの再結成を経て活動を続けますが、2018年にパット・トーピーがパーキンソン病で死去。
バンドは今後、最後のアルバムを制作し、解散する意向を示しました。
ミスター・ビッグで一番好きな曲
私がミスター・ビッグを知ったのは1991年の「Lean Into It」。高校生でした。
その時はまだ「To Be With You」がリリースされていないころでしたが、ソニー・ミュージックTVとかで観て、ポール・ギルバートのギタープレイと、ソウルフルなヴォーカルに魅了されてしまいました。
「この1曲」にはその時に観た「Lean Into It」収録の「Green-Tinted Sixties Mind」を選曲します。
「To Be With You」の成功で二匹目のドジョウをレコード会社から求められ、バラードばかり作らされていた時期があったそうですが、
この曲のような各メンバーのテクニックを前面に出した曲の方がミスター・ビッグらしい。
テクニックといえばビリー・シーンとポール・ギルバートは電動ドリルを演奏に使ってましたね。メーカーがマキタだったのはやはり日本を意識してだったんでしょうか。
電動ドリルの効用は置いておいても、メンバー全員が素晴らしい演奏技術を持っていたバンドでしたね。
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