ニューヨーク・パンクの中でも異端のバンド
ミュージシャンやバンドの曲の中で最も好きなものを1曲だけ選び紹介していく「この1曲」。
今日はトーキング・ヘッズを取り上げます。
トーキング・ヘッズは1975年にアメリカ・ニューヨークで結成されたロックバンド。
デビュー当時のメンバーと担当楽器は以下の通り。
- デヴィッド・バーン (ヴォーカル、ギター)
- クリス・フランツ (ドラムス、パーカッション)
- ティナ・ウェイマス (ベース)
- ジェリー・ハリスン (キーボード、ギター)
美術学校で学んでいたデヴィッド・バーン、クリス・フランツ、ティナ・ウェイマスの3人で結成し、
のちにジェリー・ハリスンが加わりました。
バンドとしての初めてのライブはCBGBサマーフェスティバルで、
以降、ラモーンズやブロンディなどと共にニューヨークの伝説的なライブハウスCBGBの常連となります。
1977年にサイア・レコーズからファースト・アルバム「Talking Heads: 77」をリリースしてデビュー。
商業的には成功しませんでしたが、音楽業界内で高い評価を得て、
ニュー・ウェイヴ、ニューヨーク・パンクのバンドの一つとしての地位を築きます。
勢いだけで押していく感じでなく、どこか知的で、オリジナリティに溢れる楽曲が魅力ですね。
このファースト・アルバムに目をつけたのがブライアン・イーノで、
1978年にイーノのプロデュースの元、セカンド・アルバム「More Songs」をリリース。
以降、1979年「Fear of Music」、1980年「Remain in Light」を立て続けに発表。
特に「Remain in Light」は80年代の名盤として語り継がれる代表作となりました。
その後はドキュメンタリー映画「Stop Making Sense」が大きな反響を呼ぶなど第一線で活動しますが、
徐々にそれぞれがソロ活動に重きを置きだし、音楽性の相違も顕在化。
1991年にバンドは解散してしまします。
トーキング・ヘッズで一番好きな曲
私は浪人時代の19歳でトーキング・ヘッズに出会いました。
最初に聴いたのはファースト・アルバムでしたが、同じくらい聴き込んだのが「Remain in Light」でした。
大きく音楽性は異なりますが、ほぼ同時期に聴いているのでそこまで違和感はなく、
そういうモノとして聴いた記憶が残ります。
一番好きなアルバムというと「Remain in Light」かもしれません。
一番好きな曲となるとやはりこの曲はキラー・チューンだと思いますね。
ファースト・アルバム「Talking Heads: 77」収録の「Psycho Killer」を選びます。
デヴィッド・バーンの特徴的なヴォーカルはもちろんですが、
暴力的にも感じるリズム隊、全体を覆う空気感が普通じゃない。
中盤のドラムス、ベース、ギターのカッティングが同調するところとか大好き。
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