トリップ・ホップを代表するミュージシャン
お気に入りのミュージシャンの一番好きな曲を選んで紹介していく「この1曲」。
今日はトリッキーを取り上げます。
トリッキーは1968年イギリス・ブリストル生まれのミュージシャン。
90年代イギリスのトリップ・ホップ・ムーヴメントを牽引した一人です。
1980年代半ば、トリッキーはDJマイロと出会いワイルドバンチと呼ばれるユニットに参加、1987年にはマッシヴ・アタックへと進化しました。
「トリッキー・キッド」の二ックネームで呼ばれるようになり、18歳の時にはワイルド・バンチから結成されたラップ・グループ、フレッシュ4のメンバーとなります。
彼はまた、マッシヴ・アタックのデビュー・アルバム「Blue Lines」(1991年)でもラップを披露しています。
1995年、トリッキーが4歳の時に亡くなった母親の名を冠したデビュー・アルバム「Maxinquaye」をリリース。
ヒップホップ、ソウル、パンク、レゲエ、ジャズ、80年代のブリティッシュ・ロックなどを融合した音楽性が高い評価を得て全英アルバム・チャート3位を記録するヒットとなり、トリッキーは国際的な名声を得ることになりました。
1996年にはネナ・チェリーとビョークがゲスト参加した「Nearly God」(全英10位)、「Pre-Millennium Tension」(全英30位)と2枚のアルバムをリリースします。
1998年には「Angels with Dirty Faces」、1999年に「Juxtapose」、2001年「Blowback」、2003年「Vulnerable」と早いタイミングでアルバムを発表。
2004年に音楽活動を休止しますが、2008年に「Knowle West Boy」をリリースして復帰を果たすと、以前と変わらないハイペースでアルバムを発表。
ミュージシャンとして、また、プロデューサーとしても活動を続けています。
トリッキーで一番好きな曲
トリッキーをはじめて聴いたのは2001年の「Blowback」でした。
これも昨日に引き続き、フジロックの予習で出会った一枚。
日程の関係でフジロック初日に登場したトリッキーは観ることができませんでしたが、
トリッキー熱は覚めることなく、その後は他のアルバムを聴いていきました。
「Blowback」はポップで聴きやすいアルバムで良かったのですが、やっぱりファーストアルバムが大好きになりました。
私の「この1曲」も「Maxinquaye」収録の「Aftermath」を選曲します。
独特の浮遊感、繰り返されるリフ、そして陰鬱であぶない雰囲気がかっこいい。
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