ハウス・ミュージックをポピュラーにしたグループ
おすすめのミュージシャン、グループの楽曲の中で一番好きな曲を選び、紹介する「この1曲」。
今日はディー・ライトの「この1曲」です。
ディー・ライトは1986年にアメリカ・ニューヨークで結成されたハウス/ダンス・ミュージック・グループ。
1986年にニューヨークで結成。当初はレディ・ミス・キアー(ヴォーカル)、DJディミトリー(DJ)のデュオとしてスタートしましたが、1988年にテイ・トウワが加入したことでトリオとなりました。
トウワが加入してからは、トウワとディミトリーが共同でプログラミングを始めました。
トウワは楽器を演奏したり、自分で作った曲を演奏したりはしませんでしたが、
彼は熱心なレコード・コレクターで、音源をサンプリングすることで音を洗練させていきました。
1990年にファースト・アルバム「World Clique」をリリース。
このアルバムはダンス・チャートのトップに躍り出て、シングルカットされた「Groove Is in the Heart」はダンス・チャートで1位、全米シングル・チャートでも4位を記録し大ヒットとなります。
この曲はア・トライブ・コールド・クエストのQティップのラップ、ブーツィー・コリンズのヴォーカルに加え、ハービー・ハンコックの「Bring Down The Birds」からサンプリングされています。
1992年にはセカンド・アルバム「Infinity Within」をリリース。
このアルバムはデビュー作ほどのヒットチャートには届きませんでしたが、「Runaway」と「Pussycat Meow」でトップ40入りを果たしました。
セカンド・アルバムのリリース後、キアーとディミトリーは自分たちのサウンドがダンスフロアに馴染まなくなっているのではないかと考え、ダンスフロア・クラシック・アルバム「Dewdrops in the Garden」の制作を始めました。
しかし、すでにグループとの音楽性の違いを感じていたトウワがアルバムのリリース前に脱退。
ディー・ライトはDJ Aniを加入させ存続を図りますが、結局1994年に解散となりました。
ディー・ライトで一番好きな曲
ディー・ライトのデビューはリアルタイムで見ていたのですが、
サンプリングを多用した斬新なサウンドが、90年代がやってきたぞという、なにか時代の移り変わりを感じました。
そして、デビュー・アルバムとセカンド・アルバムを今回の投稿のために聴き直したんですが、懐かしさとともに、まだ全然イケるって思っちゃいましたね。
ディー・ライトの「この1曲」にはやっぱりファースト・アルバム「World Clique」収録の「Groove Is in the Heart」を選曲します。
耳に残るファンキーなメロディ、ソウルフルなヴォーカル、サンプリングの妙。月並みですがカッコいいです。
日本の映像作家、中野裕之が制作したサイケデリックなMVもインパクト抜群でしたね。
この曲がチャートを上がっていたときはびっくりたことを覚えています。
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