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スティーヴィー・レイ・ヴォーンのおすすめ「この1曲」

この1曲

出会いとお別れがほぼ同時に

そのアーティストの一番好きな曲を選曲して紹介する「この1曲」。

今日は今年没後30年を迎えるスティーヴィー・レイ・ヴォーンです。

不幸なヘリコプター事故から、もう30年が経とうとしています。

1990年、当時高校生だった私は、ロック、フォーク、ポップ、そしてブルースと、

とにかくジャンルにとらわれずにいろいろ聴いていました。

スティーヴィー・レイ・ヴォーンもブルースを掘り下げる中で出会い、

乾いた音のギターが印象的で、「Texas Flood」なんかを聴き込んでいました。

デヴィッド・ボウイの「Let’s Dance」のギターはこの人なんだ〜とか、考えながら。

スティーヴィー・レイ・ヴォーン死去のニュースが私に入ったのは雑誌でした。

インターネットはもちろんなくて、ラジオは聞き逃してたみたいですぐには知ることができませんでした。

時代感じますね。

最近知ったばかりのレイ・ヴォーンがいなくなってしまったことが信じられない感じでした。

スティーヴィー・レイ・ヴォーンで一番好きな曲

死去のニュースから1年後の1991年、未発表音源から制作されたアルバム「The Sky Is Crying」が発表されます。

出会いと別れをいっぺんに経験した私は、なにか因縁を感じ、

リリース直後からこの最後のアルバムをとにかく聴きまくりました。

このアルバム、すぐ横で演奏している感じがして、今までのどのアルバムよりも音が良いと感じました。

この記事を書くために、久しぶりにアルバムを通して聴いてみましたが、

いや〜やっぱりいいです。

お兄さんのミュージシャンでもあるジミー・ヴォーンが制作していて、選曲や並びに愛を感じます。

しかも、当時擦り込んだからでしょうか、ギターほとんど覚えてる。

高校時代に戻った感じがします。

中でも私のお気に入りだったのはジミ・ヘンドリックスのカバー曲「Little Wing」です。

本家ジミヘン版はヴォーカル入っているんですけど、レイ・ヴォーン版はインストゥルメンタル

いつもの音数が多い感じはもちろん、ジミヘン風のところあり、ウェス・モンゴメリー調のところありと、

ほんとに表現力豊かで、ギターが歌ってます。

アルバムの中でも、一番聴き込んだ「Little Wing」を「この1曲」に選曲したいと思います。

久々にブルースのアルバムを聴いてやっぱ最高でした。

レイ・ヴォーン、このアルバム以降は当然ながら追いかけていなかったので、

コンピ盤とか色々出てるんでしょうね。ちょっと聴いてみようかなと思います。

Sky Is Crying
ソニーミュージックエンタテインメント

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