80年代を代表する女性ロッカー
今日はジョーン・ジェットの楽曲で一番好きな曲「この1曲」をとりあげます。
ジョーン・ジェットは1958年アメリカ・ペンシルベニア州フィラデルフィア生まれのシンガーソングライター。
1975年、ジョーンはシェリー・カーリー(ヴォーカル、キーボード)、リタ・フォード(ギター)、ジャッキー・フォックス(ベース)、サンディ・ウェスト(ドラムス)と共に女性ロックバンド、ザ・ラナウェイズを結成。ガールズ・ロック・バンドの草分け的存在となり、1979年春に解散するまで合計5枚のアルバムを制作しました。
1979年にジョーンはイギリスでソロ活動を開始。1980年5月17日、セルフ・タイトルのソロ・デビュー・アルバム「Joan Jett」をリリースします。
その後、ジョーンはオーディションをおこない、ブラックハーツを結成。
バンドはカリフォルニア州ハンティントンビーチのゴールデン・ベアやハリウッドのウィスキー・ア・ゴー・ゴーで数回のライブを行った後、初のヨーロッパ・ツアーに乗り出し、オランダでの大規模なツアーとロンドンのマーキーなどでライブをおこないました。
アメリカに戻ったバンドは全米ツアーを行い、徐々にファンを増やしていったが、財政的には苦戦を強いられていました。
1981年春にニューヨークのパラディウムで行われたコンサートが転機となり、ジョーン・ジェット&ザ・ブラックハーツはニューヨークでの強力な支持者を確固たるものにしました。
1年間のツアーとレコーディングの後、ブラックハーツは1981年11月にアルバム「I Love Rock ‘n Roll」をリリースします。
アルバムからの最初のシングルはタイトル曲「I Love Rock ‘n’ Roll」で、1982年にビルボード・ホット100で7週連続1位を記録します。
つづいて「Album」(1983年)と「Glorious Results of a Misspent Youth」(1984年)をリリース。ポリス、クイーン、エアロスミスなどとのツアーもソールドアウトしました。
1987年にはマイケル・J・フォックス主演の映画「愛と栄光への日々」に出演。姉役を演じた彼女のパフォーマンスは絶賛されました。
1988年のアルバム「Up Your Alley」はプラチナ・ディスクに認定され、シングルカットされた「I Hate Myself for Loving You」はビルボード・ホット100チャートで第8位を記録します。
1990年代以降もミュージシャンとして、また女優やテレビ、ラジオでの司会など幅広く活躍し、2015年にはジョーン・ジェット&ザ・ブラックハーツ名義でロックの殿堂入りを果たしました。
ジョーン・ジェットで一番好きな曲
私がジョーン・ジェットを初めて聴いたのは「I Love Rock ‘n Roll 」でした。小学生のころにヒットしていて、彼女が歌っていることは知らずとも体に染みついていた感じ。
その後は彼女に注目することなく成長しましたが、高校生のときに確か東海ラジオ(AMローカル局です)の番組だったと思いますが、CCRの「Have You Ever Seen the Rain?」をジョーン・ジェットがカバーしているのを猛プッシュしていて、
「おー、これジョーン・ジェットなんだ」そういえばしっかり聴いたことないなと、「Have You Ever Seen the Rain?」が収録されたカバーアルバム「The Hit List」に手を伸ばしたのがきっかけで聴き始めました。
このアルバム「The Hit List」はAC/DC、ピストルズ、キンクス、ジミヘン、ドアーズ とバリエーションに富んだすごく楽しめるアルバムでしたが、
一番好きな曲を選ぶとすると、やはり「I Love Rock ‘n Roll」になってしまいます。
華飾も何もないストレートなロックンロールで「生」な感じ。今回アルバムを結構聴き直しましたが、あらためてこの曲の持つパワーを思い知らされました。
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