サーフ・ミュージックの代表格
ミュージシャンごとのベストな1曲だけを選曲して紹介していく「この1曲」。
今日は、先日のG.ラヴ&スペシャル・ソースに引き続き、サーフ・ミュージックの代表格、
ジャック・ジョンソンを取り上げます。
ジャック・ジョンソンは1975年アメリカ・ハワイ生まれのシンガー・ソングライター。
元々プロ・サーファーだった彼は、怪我をしてしまったことを機に、
それまで興味のあった音楽や、映像制作といった分野に乗り出します。
サーフィンの映像作品を作りつつ、BGMも自作していたジャックの才能にいち早く気付いたG.ラヴが、
アルバム「フィラデルフォニック」の収録曲にジャック作の「Rodeo Clowns」を吹き込み、
名前が知れ渡っていくことになります。
ジャック・ジョンソンで一番好きな曲
私がジャック・ジョンソンに出会ったのは、2003年のセカンドアルバム「オン・アンド・オン」。
友人からの紹介でした。
友人に「ジャック・ジョンソンって知ってる?」と聞かれたときに、
「ん?ジャック・ジョンソン?」と一考。
マイルス・デイヴィスがボクシングの元世界チャンピオンであるジャック・ジョンソンをタイトルに曲を作っていたことを知っていた私は、
「ボクシングの世界チャンピオンのことか?」と聞きなおすときょとんとされ、
「マイルス・デイヴィスのアルバムかい?」って聞いても「んー?」と首を傾げている。
それで友人が「サーフ系のミュージシャンだよー」って教えてくれたんですけど、
今度はこっちがピンと来ない。
「まあ、良いから聴いてみてよ」と言われ、アルバムを借りたんですけど、
一聴して「あー、この人知ってる!」ってなったんですよ。
そう、「オン・アンド・オン」にはジャック・ジョンソン版「Rodeo Clowns」が収録されていたんです。
それまで繋がっていなかった回路が繋がり、サーフ系というくくりがあるんだ。と知りました。
アルバムを通して優しく、スムースで心地よい曲たちが座りよく並べられていて、
とてもリラックスした気分で聴けるアルバムなので、
休日を目一杯味わうための音楽という位置づけで重宝しました。
「オン・アンド・オン」以降もコンスタントにアルバムを発表し続けていますし、
新作もそろそろかもしれませんね。
結構多作なジャック・ジョンソンですが、「この1曲」には「Rodeo Clowns」を選曲します。
私にとって出会いの曲ですし、ジャック・ジョンソンらしさが凝縮されている特別な曲だと思います。
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