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シネイド・オコナーのおすすめ「この1曲」

この1曲

シネイド?シニード?シンニード?

ミュージシャンごとの名曲を一曲だけ選曲して紹介していく「この1曲」。

今日はシネイド・オコナーを紹介します。

シネイド・オコナーは1966年アイルランド・ダブリン生まれのミュージシャンです。

デビュー当時は日本での表記にはシンニード、シニードなどいろいろありました。

アルバムのライナーにもシンニード表記でしたので、私は長年シンニードと認識してました。

今は「シネイド・オコナー」で定着しているみたいですね。

そんなシネイドですが、2018年にイスラム教に改宗して現在は「シュハダ・ダヴィット」という名前を使っているそうです。

シネイド・オコナーで一番好きな曲

シネイドの「この1曲」ですが、1990年のセカンド・アルバム「I Do Not Want What I Haven’t Got(蒼い囁き)」 収録の「Nothing Compares 2 U(愛の哀しみ)」を選びます。

私がこの曲と出会ったのは、高校生になりたてのころです。

テレビ番組「ビルボードTOP40」(今も続いていて中村真里さんすごい!)を毎週欠かさずチェックしていたんですが、

大きな目で端正な顔立ちのシネイドのビデオが流れたんです。

この曲が「Nothing Compares 2 U」だったのですが、

このビデオがすごくて、ずっと歌っている顔のアップを映し続け、

歌いながら涙を流しているというもの。

プリンス提供の美しいメロディ、彼女のファルセットを使った独特の歌唱法が特徴的で、

このビデオに釘付けになったことを覚えています。

釘付けになったのは私だけじゃなかったみたいで、この曲はみるみるチャートを昇り、

1位を獲得します。

感じた危うい感覚

彼女は一躍メジャーになりましたが、その様子は私には何か危うく感じました。

最たるものがテレビ番組「サタデー・ナイト・ライブ」でのローマ教皇の写真を破る行為、

そしてその後のボブ・ディランの30周年記念のコンサートの一件。

怒りを発信しつつも、傷つきやすく、もろい感じ。

こういった両面が混在するところが彼女の個性であり、

そのままを歌にぶつけて表現しているところが魅力的でもあります。

その後、彼女は自殺未遂を繰り返し、双極性障害も患ったそうですが、

現在は前述のようにイスラム教に改宗し、2020年には北米ツアーも行う模様。

元気な姿を見ることができて嬉しい気分なのです。

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