ベスト盤で聴いちゃダメなバンド
ミュージシャン、バンドごとに一番好きな曲を選択し、紹介していく「この1曲」。
今日はザ・ビーチ・ボーイズを取り上げます。
ビーチ・ボーイズは、1961年に結成されたアメリカ・カリフォルニアのロック・バンド。
結成時のメンバーと担当は以下の通り。
- ブライアン・ウィルソン(ヴォーカル、ベース、キーボード)
- マイク・ラヴ(ヴォーカル)
- アル・ジャーディン(ヴォーカル、ギター、ベース)
- デニス・ウィルソン(ヴォーカル、ドラムス、キーボード)
- カール・ウィルソン(ギター、ヴォーカル、キーボード、ベース)
ブライアン、デニス、カールのウィルソン兄弟、いとこのマイク・ラヴ、ブライアンのクラスメイトのアル・ジャーディンという陣容でした。
ビーチ・ボーイズというと、私の食わず嫌いの代表格。笑。
両親の影響もあって、幼い頃から初期のサーフ・サウンドを聴いていたと思うのですが、
親が聴いていたのが廉価版の1,000円で買えるシリーズのオールディーズCD。
ちゃんとアルバムで聴けよとか思いつつ、ビーチ・ボーイズはオールディーズの一部としか認識していない。
中学生に成長した私はエアロやガンズを聴いていたわけで、ビーチ・ボーイズはダサい音楽の代表格だったんですよね。
サーフ・サウンドをやってるのに一人(デニス)を除いてサーフィンやらないっていう知識はあって、
それもなんか嫌だった。(自分はカナヅチのくせに。笑。)
本気でビーチ・ボーイズを聴いたのはそれこそ社会人になってからじゃないでしょうか。
さんざんビートルズが影響を受けてサージェント・ペッパーズができたとか聞いていたので、
「まあ、ちょっと聴いてみるか。教養教養。」そんな気持ちだったのを覚えています。
それで聴いたのは皆が絶賛する「Pet Sounds」。
聴き終わった感想は「俺のバカ。なんで今まで聴いてなかったんや。」ですよ。
そこからその周辺のアルバムを聴いていき、これまでの食わず嫌いを補完していくわけです。
それで思ったのは、ビーチ・ボーイズはベストで聴いちゃダメ。
まして廉価版のオールディーズ特集CDで聴いたらダメなわけです。
絶対にアルバムで聴くべきっていうこと。
私のフェイヴァリットは「Pet Sounds」や「Friends」です。
今となっては、たまに(案外夏ではない)引っ張り出して聴くアルバムになりました。
ザ・ビーチ・ボーイズで一番好きな曲
ビーチ・ボーイズで一番好きな曲は「Pet Sounds」収録の「God Only Knows」。
私にとっては鉄板です。
メロディ完璧。アレンジ完璧。コーラス完璧。
何を今更ですが、このコーラスは最強です。やっと素直にすごいって言える。笑。
特に最後の繰り返しの部分は美しい。
ポール・マッカートニーをして「今まで聴いた中で最高の曲」ですからね。
そりゃあ美しいです。
孤独感だったり寂しさといった感情を感じつつ、暖かさも感じるサウンド。
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