スペシャルズと並ぶ2トーンの代表格
ミュージシャン、バンドの中で最も好きな曲を選曲して紹介する「この1曲」。
昨日のスペシャルズに引き続き、2トーン・レコード勢のザ・セレクターを取り上げます。
ザ・セレクターは1979年に結成されたイギリスのコベントリー出身のバンドです。
メンバーは2トーンというレーベル名の由来でもありますが、黒人・白人の混成。
- アーサー・ギャップ・ヘンドリクソン(ヴォーカル)
- ポーリン・ブラック(ヴォーカル)
- ネオル・デイヴィス(ギター)
- コンプトン・アマノール(ギター)
- デスモンド・ブラウン(ハモンドオルガン)
- チャーリー・アンダーソン(ベース)
- チャーリー・H・ベンブリッジ(ドラムス)
スペシャルズと共に2トーン・レコードを代表するバンドですが、
スペシャルズと異なるのはヴォーカルのポーリン・ブラックが女性で、人種だけでなく性別もミックスしていること。
1979年に2トーン・レコードの立ち上げリリースしたシングルでデビュー。
A面がスペシャルズ「Gangsters」、B面がセレクターの「The Selecter」という異例なカタチでした。
2つバンド共同でリリースするのも珍しいし、曲名がバンド名というのも珍しい。
活動期間は短く、1981年には解散。
しかし、その後、ポーリン・ブラックとネオル・デイヴィスが二手に分かれてセレクターとして活動。
ポーリンのセレクターは2017年にアルバムを発表するなど、精力的な活動をしています。
ザ・セレクターで一番好きな曲
私がセレクターに出会ったのはスペシャルズと同じく浪人時代でした。
2トーンのベスト盤を聴いたのが最初。
ポーリン・ブラックの女性ヴォーカルが他のスカ・バンドとは異質で個性的でした。
そんなポーリンが活躍する「On My Radio」は名曲なんですけど、
私の一番好きな「この1曲」は、デビュー・シングル「The Selecter」にします。
この曲、インストゥルメンタルですがエフェクトがかかって粘り気のあるサウンドが、
なんか耳に残りますし、セレクターを思い出すときに必ず頭の中で鳴るのはこの曲です。
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