60年代のガレージロックを代表するバンド
お気に入りのミュージシャンの楽曲の中で一番好きなものを選んで紹介していく「この1曲」。
今日は60年代のガレージロックを代表するバンド、ザ・ストゥージズをとりあげます。
ザ・ストゥージズ は1967年にアメリカ・ミシガン州で結成されたロック・バンド。
デビュー当初のメンバー、担当楽器は以下の通り。
- イギー・ポップ(ヴォーカル)
- ロン・アシュトン(ギター)
- デイヴ・アレクサンダー(ベース)
- スコット・アシュトン(ドラムス)
1969年エレクトラ・レコードからファースト・アルバム「The Stooges」をリリース。ビルボード200で106位とセールスは振るわず、ほとんどの批評家からの評価も低い結果となります。
1970年には、サックス奏者のスティーヴ・マッケイを加えたセカンド・アルバム「Fun House」がリリースされました。しかしこのアルバムも批評家や一般からは不評でした。
デイヴ・アレクサンダーは1970年8月、出演時に酔っ払って演奏できずに解雇され、ローディのビル・チーサムを加入させます。
この頃までには、ロン・アシュトンを除くメンバー全員がヘロインのヘヴィー・ユーザーとなっていました。
バンドのパフォーマンスはさらに予測不可能なものとなり、イギーはステージに立つことが困難になることもありました。
エレクトラはすぐにストゥージズとの契約を切り、バンドは活動休止となります。
1971年9月7日、イギーはデヴィッド・ボウイと出会い、2人はすぐに親しくなりました。イギーはボウイの勧めでメインマンとマネージメント契約を結び、数ヶ月後、CBS/コロンビア・レコードと2枚のアルバムのレコーディング契約を結びました。
1973年、イギー&ザ・ストゥージズ名義でサード・アルバム「Raw Power」をリリース。当時、このアルバムはボウイのミックスが悪いという批判に直面。アルバムの売れ行きはかなり悪く、リリース時には商業的にも失敗とみなされていましたが、「Raw Power」は初期のパンク・ロッカーたちの間で認知されるようになっていきました。
アルバムの売り上げの悪さ、イギーの絶え間ないヘロイン中毒とステージ外での不規則な行動が原因となり、ツアーの途中でコロンビアはレコード契約を解除。
1974年2月にストゥージズは解散。その後イギーはソロ活動を展開していきます。
ストゥージズ は2003年に再結成し、オリジナルアルバムも2枚制作しますが、次々とメンバーが亡くなり現在は活動休止状態です。
ザ・ストゥージズ で一番好きな曲
ストゥージズはアルバムの数は少ないですけど、好きな曲は多くて、好き度合いも同じくらい。迷うんですよ。
候補としては「No Fun」、「Dirt」、「1970」、「Raw Power」、「Search And Destroy」などなど。結構あります。
それで選んだのはファースト・アルバム「The Stooges」収録の「I Wanna Be Your Dog」を選曲します。
ノイジーで歪んだギターが奏でるG、F♯、Eの3和音だけで構成されたリフ、ワイルドなイギーのヴォーカル、そしてずっと鳴らされるピアノの単音などワルい音で大好きです。
YouTubeのコメントに「クリスマス・ソングがワルくなったような音」というのがあって、なるほどその通りって思いました。
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