出会いは大学時代
そのミュージシャンの中で一番好きな曲を選曲し、紹介していく「この1曲」。
今日は秋に来日公演が決まっているケミカル・ブラザーズです。
新作も最高でした。やっぱり裏切らないですね。
ビッグ・ビートの代表格、ケミカル・ブラザーズは1989年に結成されたイギリス出身のデュオで、
メンバーはトム・ローランズとエド・シモンズです。
私がケミカル・ブラザーズに出会ったのは1997年の大学生のころです。
当時はアメリカンロックへ傾倒していて、時代に完全に乗り遅れていた私は、
同期の友人の紹介でレディオヘッド、ビョーク、ベックあたりを聴きました。
で、今のシーンはすごいことになってるなって気付いたわけです。
ロックがほかのジャンルの音楽と融合して幅が広くなっている。
そこからは貪欲に新しい音楽を聴いていったのですが、
そんな中でケミカル・ブラザーズも「Dig Your Own Hole」が自然と耳に入ってきたわけです。
当時の音楽シーンは本当にバリエーション豊かで、今も聴き続けているアーティストが多く、
良い時代だったと思います。
ケミカル・ブラザーズはその後、1999年にサードアルバム「Surrender」を発表し、
その年のフジ・ロック・フェスティバルに出演。社会人1年目の私も初参戦しました。
苗場スキー場が数万人が踊るダンスホールと化し、すごいタイミングで流れ星が見えたりして、
最高のステージでした。
携帯の着信も「Music:Response」を手入れするほど、私のケミカル熱は最高潮となります。
ケミカル・ブラザーズで一番好きな曲
思い入れが強いので前置きも長くなりますし、選曲も迷いますが、
「この1曲」には2002年発表の4作目「Come With Us」収録の「Star Guitar」を推したいと思います。
この曲は楽曲の良さもさることながら、ミュージックビデオですよね。
一見、電車の車窓からの風景が流れていくだけの映像なのですが、
ビートに合わせて流れていく倉庫や車両がシンクロしていてワクワクします。
この手法は新しいなぁと衝撃を受けました。
音楽と映像を合わせて楽しめるアート作品としてこの曲を選曲します。
最近のライブでのVJも完成度がすごそうなんで10月のライブ、是非体験したいですね。
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