スーパー・バンドの先駆け
ミュージシャンやバンドの中で一番好きな曲を選曲し紹介する「この1曲」。
今日から4回連続、エリック・クラプトンを特集します。
第一回目はクリーム。
クリームは、1966年に結成されたイギリスのロック・バンドで、メンバーは以下の通りです。
- ジャック・ブルース( ヴォーカル、ベース、ハーモニカ)
- エリック・クラプトン(ギター、ヴォーカル)
- ジンジャー・ベイカー(ドラムス)
エリック・クラプトン特集ですが、クリームは決してクラプトンが主導していたバンドではなく、
3人がそれぞれの持ち場で演奏を競い合ったスーパー・バンドの先駆けのようなグループです。
ジャック・ブルースとジンジャー・ベイカーはくくってしまうのがはばかられるくらいの実績と演奏力を持っていましたね。
結成前からのジャック・ブルースとジンジャー・ベイカーの不仲が解消されることはなく、
1968年にクリームは解散。
2014年にジャック・ブルース、昨年の2019年にはジンジャー・ベイカーが亡くなり、
時の流れを感じちゃいます。
クリームで一番好きな曲
クリームといえば、ブルース・ロックをベースに、
歪んだギターやコーラスのいわゆるサイケデリック・ロックをミックスした音楽性が特徴ですが、
私が選ぶ「この1曲」は、サイケというよりもブルース。
1967年発表のセカンド・アルバム「Disraeli Gears(邦題:カラフル・クリーム)」収録の「Sunshine of Your Love」です。
ライブでもこの曲は絶対演奏された代表曲ですが、ライブで絶対気持ちいい。
繰り返し系に弱い私ですが、この曲はヤバい。
何度も繰り返されるあのテーマが特徴でライブだと高揚感を得られること間違いなしですね。
この曲をカヴァーしたジミヘン版も大好きで、かなり聴き込んでました。
クリームはメインのヴォーカルがジャック・ブルースですが、
クラプトンはこの曲でも見事なサイドメンぶりを発揮しています。
不仲な二人にはさまれて大変だったと思いますが、自分が前面に出ることなく、
グループの一員であることに徹するクラプトンってすごい。
ソロでの活動が長くなって、サイドメンのクラプトンを見ることはなくなりましたが、
実はバンドのなかで演奏するのが好きなタイプの人なんじゃないかとも思います。
でも、長年に渡って一緒にプレイし続ける相棒に巡り会えなかった。
そういうところにブルースを感じてしまいます。
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