キンクスの曲は時代を超える力を持っている
そのミュージシャン、バンドの中で最もお気に入りの曲、1曲だけを選んで紹介する「この1曲」。
今日はキンクスを取り上げます。
キンクスは1964年にイギリス・ロンドンで結成されたロックバンド。
オリジナルメンバーと担当楽器は以下の通り。
- レイ・デイヴィス(リードヴォーカル、リズムギター)
- デイヴ・デイヴィス(リードギター、ヴォーカル)
- ピート・クウェイフ(ベース、ヴォーカル)
- ミック・エイヴォリー(ドラムス、パーカッション)
キンクスがデビューしたのは1964年。
リトル・リチャードの「Long Tall Sally」をカバーしたシングルでした。
しかし、これがヒットせず、セカンド・シングルの「You Still Want Me」もチャートにすら入らず、
所属していたパイ・レコードから次がダメなら契約を切ると言われ、制作し、発表したサード・シングルが「You Really Got Me」。
この曲が起死回生の一曲となり、UKチャートの1位を獲得する大ヒットとなりました。
アメリカでもリリースされ、ビルボードの5位となり、一気にアメリカでも成功を収めます。
その後、ファースト・アルバムをレコーディングし、1964年10月に発表された「Kinks」はUKチャートで4位を獲得。
シングルも次々とヒットとなり、キンクスの名は全世界に知れ渡ることになりました。
この頃は様々な人気バンドがお互いに影響を与え合ってロックの可能性を引き出そうとしていた時期ですが、
キンクスも革新的な曲を発表し、ビートルズやザ・フーも彼らからの影響を語り、
また、ヴァン・ヘイレン、ザ・ジャムなどの後進バンドがカバーするなど、
曲の持つパワーは時代が移り変わっても通用する普遍性を備えています。
日本でもCMで使用されることも多いですよね。
キンクスで一番好きな曲
キンクスの中で一番好きな曲は、名曲「You Really Got Me」を選曲します。
定番曲ですが、やっぱりこの曲を押しのけて他を選ぶのは天邪鬼すぎる。
でも他にも好きな曲はいっぱいあります。
「Waterloo Sunset」、「Sunny Afternoon」、「Lola」、「Powerman」、「Victoria」などは候補に入ってきますね。
私はキンクスのライブは経験していないのですが、1999年のフジロックでレイ・デイヴィスを観ました。
アコースティック・セットでキンクスの曲を演奏してくれましたが、
めちゃくちゃ盛り上がったことを覚えています。幸せな時間でした。
日本ではビートルズやストーンズ、ザ・フーに比べて影の薄い印象のキンクス。
そして飛び道具のような楽曲を持ってるが故にアルバムではほとんど語られないですが、
アルバムもすごい。私は「Lola versus Powerman and the Moneygoround, Part One」とか大好きです。
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