パンク時代に現れた異端の才能
ミュージシャンの楽曲の中で最も好きな曲を選んで紹介していく「この1曲」。
今日はエルヴィス・コステロです。
エルヴィス・コステロは1954年イギリス・リヴァプール生まれのミュージシャン。
1977年にニック・ロウのプロデュースのもと、シングル「Less Than Zero」をリリースし、デビュー。
同じ年にファースト・アルバム「My Aim is True」を発表。
ファーストとは思えない完成度。初っ端から傑作です。
時はパンクロック隆盛の1977年ですよ。
中にはパンク〜ニューウェイヴと言える曲も含まれますが、
このテイストのアルバムをリリースするコステロは相当異端だったと思います。
アルバムは全英14位、そして特筆すべきなのはコステロは最初からアメリカにも受け入れられていたということ。
ビルボードでもTOP40に入る32位を記録。
その後のキャリアでもほとんどのアルバムがビルボードのTOP100に入っているので、
コステロの音楽性が一過性のものではないことを数字が証明しています。
そして1978年、日本でのデビューとなったセカンド・アルバム「This Year’s Model」をリリース。
これも傑作でした。全英では4位を記録。
ファーストはパブロックの要素が多かったアルバムですが、
このアルバムは疾走感のある曲が増え、かつ、コステロ独特の爽やかなメロディメイクが光る作品。
このアルバムをフェイヴァリットに挙げる人も多いですよね。
その後も傑作アルバム「Armed Forces」、「Get Happy!!」で全英1位を獲得するなど、
確固たる地位を築きます。
私がリアルタイムでコステロを体験したのは1989年「Spike」です。
当時はビルボードTOP40にシングル「Veronica」が入っていて、
この曲のミュージックビデオが頻繁に流されていました。
このビデオが面白かったのと、ポール・マッカートニーと共作したキャッチーなメロディにやられてしまいました。
それでレンタルショップにCDを借りに行ってテープにダビングという流れでしたね。
私はここからファースト、セカンド、サード、、、と聴いていきました。
エルヴィス・コステロで一番好きな曲
エルヴィス・コステロで一番好きな曲は迷いました。
「Alison」、「Pump It Up」、「Radio Radio」、「Lip Service」、「Good Year For The Roses」、、、。
初期だけでも候補がいっぱい挙がってくる。しかも甲乙つけがたい。
それで結局、コステロに出会った1曲である、
1989年発表の「Spike」収録の「Veronica」を選曲します。
やっぱりメロディの素晴らしさが際立っています。
あー、でも1週間経ったら他の曲になってるかもしれません。笑。
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